11 月号ピックアップ記事 /大自然と体心
〝氣〟の呼吸で 心と体に活力を 新倉勝美(綾空会JAPAN主宰)

多くの方が悩まれているであろう健康の問題に対し、「体と心は繋がっている」という観点から、読者の皆様に役立つ健康情報をお届けしている連載「大自然と体心」。今月ご登場いただいたのは、綾空会JAPAN主宰の新倉勝美さんです。
1967年、20代半ばで空手の国際チャンピオンになった新倉さんは、幼い頃体が小さく、いじめに打ち克つために身の周りの生物の狩りや自然現象を独自に研究。そこから、目に見えない〝氣〟の扱い方を編み出してこられました。渡米後、自身のご長女が病気で余命宣告を受けたことを機に、既存の医療に加えて来る日も来る日も氣によるヒーリングを行ったところ、見事に快復。以来、アメリカを中心に医師も匙を投げた難しい病や不調に向き合い、数多くの弟子を育ててきたと言います。本欄では、新倉さんのメソッドを体系化した健康法である〝新倉式呼吸法〟をお伝えします。
氣 is love.
新倉勝美
綾空会JAPAN主宰
突然ですが、皆さんは〝氣(き)〟について考えたことがありますか?日本の合氣道や、中国の氣功などでも用いられる概念です。
私の考える氣はそれらと異なり、この大気の中に満ち、人間の体にも秘められているエネルギーのこと。私はこれを自在に操るための訓練を、少年期から独自に70年以上続けてきました。
1967年、空手で国際チャンピオンになり、20代半ばで渡米。現地で様々な格闘技の猛者と拳を交えつつ、自分の道場で教えていました。けれどもある出来事を経て、長年訓練してきた氣と呼吸法の指導、重い病気を抱える方々の快復に力を注ぐようになりました。
道場には、医者でも手のつけられなくなった末期がんの患者さんが多く訪れました。現在は遠隔地の方には電話でのヒーリングをするほか、ご依頼を受けて私と弟子、あるいは弟子たちだけで患者さんのもとに赴き、一日に数回、数日にわたって氣をその方の体、患部に送り込むこともあります。すると不思議にも、がん細胞が消えるということが起こるのです。こういう例はこの数十年で枚挙に遑(いとま)がありません。
全米トップクラスの名門・オハイオ州立大学と協力して私の患者さんを調査し、確かにがん細胞が消えていることが確認されています。この活動がNHK「おはよう日本」で特集されたことも、懐かしい出来事です。
(略)
私たちと直接実演をして体感していただくのが一番ではありますが、今回はどのようにすれば氣の力を健康に役立てられるのか、そのエッセンスだけでもお伝えできればと思います。……(続きは本誌をご覧ください)
~本記事の内容~
◇氣には人を癒やす力がある
◇愛娘の病気を治してやりたかった
◇自然界のエネルギーを自分に取り込もう
プロフィール
新倉勝美
にいくら・かつみ――昭和18年神奈川県生まれ。42年国際空手選手権大会に出場し、国際空手チャンピオンになる。51年愛娘が脳腫瘍にかかり、その快復を実現した経験から平成7年「氣」によるヒーリングを志す。9年第2回世界氣功大会で氣マスター・オブ・ザ・イヤー受賞。同年より2年間米ハーバード大学内にて無償で指導、イングランド鍼灸大学院で教鞭を執る。ミシガン州の道場で氣によるヒーリング、呼吸法の指導を行い、多数の弟子を育成。現在は日本を拠点に活動。
編集後記
合氣道や気功の用語として耳なじみのある「氣」。それを活用して、これまで多くの悩める人に寄り添い、ヒーリングを行ってきた新倉勝美さんの活動は、米国や日本のNHKのニュースにも取り上げられてきました。自宅でもできる〝新倉式呼吸法〟で、大自然のエネルギーを体に取り込む清々しさを感じてみていただきたいと思います。

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