2026年01月21日
~本記事は月刊誌『致知』2026年2月号 特集「先達に学ぶ」に掲載の座談会(先知先哲の人間学)の取材手記です~
経営者、シスター、禅僧、野球指導者……異色の座談会
「古典と歴史と人物の研究、これを徹底しなければ、人間の見識というものは磨かれない」
かつて昭和の歴代首相や企業経営者の指南役を務められた東洋思想家・安岡正篤師のこの言葉は、私たちが先達に学ぶ所以を端的に示しています。
人間学を学ぶ月刊誌『致知』も創刊以来48年、古典と歴史と人物を三本柱に据え、「いつの時代でも、仕事にも人生にも真剣に取り組んでいる人はいる。そういう人たちの心の糧になる雑誌をつくろう」という理念のもと、毎号の編集に努めてきました。
『致知』2026年2月号特集「先達に学ぶ」に、本誌の連載執筆陣であるJFEホールディングス名誉顧問・數土文夫さん、文学博士・鈴木秀子さん、臨済宗円覚寺派管長・横田南嶺さんに、前回のWBCで侍ジャパンを世界一へと導いた名将、北海道日本ハムファイターズCBO・栗山英樹さんを加えた4名による座談会記事が掲載されています。タイトルは「先知先哲の人間学」。
経営者、シスター、禅僧、野球指導者。職業のジャンルは違えども、それぞれの人生に彩りを添えてきた先知先哲の教えや言葉を語り合うことで見えてくる、人間学の深奥な世界とはいかなるものでしょうか――。
「まさしくここにいらっしゃる皆さんが僕にとっての先達」
數土さんと鈴木さんと横田さん、3名による座談会はこれまで2度(2023年3月号特集「一心万変に応ず」、2025年4月号特集「人間における運の研究」)にわたって掲載してきましたが、今回は「先達に学ぶ」という特集を組むに当たり、『致知』の愛読者で無類の読書家として知られる栗山さんもお声掛けすることにしました。
「よくぞこの4名の日程調整ができたものだと感服しています」と横田さんがおっしゃった通り、ご多用な4名の方々の予定を合わせるのは思っていた以上に至難の業でしたが、お三方の都合がつく数少ない日程の中から栗山さんがご調整くださり、奇跡的に、11月12日(水)に都内ホテルにて座談会取材が行われました。
開口一番、「まさしくここにいらっしゃる皆さんが僕にとっての先達で、いつも『致知』や本を通じて学ばせていただいています」と栗山さん。
「先知先哲の人間学」をテーマに、〝2025年を振り返って思うこと〟や〝来たる新年に向けての心構え〟に始まり、本題となる〝各々が特に強い影響を受けた先達の生き方や言葉〟を繙きつつ、話題は〝『致知』の魅力や役割、今後に期待すること〟へ。最後は〝先達に学ぶ意義、何のために人間学を学ぶのか〟について貴重な示唆をいただきました。
共通点は『致知』を愛読しているということ
座談会取材を通して感動したことは数多くあり、すべては語り尽くせませんが、まず驚嘆したのは80代の數土さんと90代の鈴木さんの年齢を感じさせない若々しく溌溂颯爽としたお姿です。その秘訣ともいえる健康法や日々欠かさない習慣などの具体的なエピソードは本誌座談会で語られていますので、ぜひお読みいただければと思います。
そして、何よりも感銘を受けたのは、4名の皆さんの『致知』に対する実感のこもったメッセージでした。
まず、栗山さん。
森信三先生や坂村真民先生や平澤興先生、もう本当にありとあらゆる先達たちの叡知を、時間をかけて少しずつ学びながら選手に伝え、身につけていきました。
野球とか他のスポーツだけを学んでいたら、結果を残せなかっただろうなと。その道標が『致知』にはあるので、これからも学ばせていただきたいですね。
次に、横田さん。
私が『致知』から勉強させてもらうのは、経営やスポーツ、伝統芸能など様々な分野でいま現在活躍している人たちが先達の教えを受け継ぎながら、それをどう具体化して活かしているのか、という生きた実例です。僅かな購読料で毎月素晴らしい人の生き方を勉強させてもらえる。こんな有り難いことはないですね。
続いて、數土さん。
私は『致知』に期待するところが大きいんですよ。小学生からお年寄りまで、幅広い世代に読まれている雑誌は『致知』だけです。「10代から100歳までの人間学の探究」ということで、ぜひこれからも創意工夫して殻を破り続けてもらいたい。
最後は、鈴木さん。
一人ひとりが生きる根源の力を様々な形で教えてくれるのが『致知』であり、記事を読むことによって自分の生き方の中心軸や精神性の拠り所はこれでいいんだと気づかせてくれる。それが『致知』の今後の大きな役目ではないかと思っています。
編集者冥利に尽きるとは、まさにこのことです。
4名が織り成す人間学談義は学びに溢れている
今回、新メンバーに栗山さんが入ったことで、座談会はこれまで以上に盛り上がりを見せ、素晴らしい化学反応が生まれました。
2時間に及んだ白熱の取材の内容を凝縮して誌面11ページにまとめました。主な見出しは下記の通りです。
◇お馴染みの三氏に栗山英樹氏を加えて
◇崇高な思いと現実を見据えた鋭い視点
◇辛苦は自分を大きく飛躍させてくれるチャンス
◇丙午の2026年は奔馬となり初志貫徹する年に
◇性根玉を磨いていく――山本玄峰老師に学ぶ
◇人のために命を捧げる――マザー・ブリットに学ぶ
◇倉廩実つれば礼節を知る――管仲に学ぶ
◇監督として実績を出せたのは先達の叡知を学んできたから
◇『致知』の魅力や役割、今後に期待すること
◇人生は習慣の織物 立志と日々の実行にあり
◇深い感謝があれば人は何度でも立ち上がれる
◇墨守するだけではなく新たに創り出す
約1万6000字の記事の中に、一冊の書籍になるほどの内容がギュッと凝縮されています。
それぞれが体験や学びを通して掴んだ人生と仕事を好転させる「心身の習慣」「成功の法則」「珠玉の金言」には、私たちの日常生活に生かせるヒントが満載です。4名が織り成す人間学談義に興味は尽きません。
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