2025年06月16日
「マナー界のカリスマ」との異名を取るマナーコンサルタントの西出ひろ子さん。マナーは型や作法ではなく〝思いやりの心〟という信念に則り、企業研修やNHK大河ドラマ『花燃ゆ』『龍馬伝』をはじめとしたドラマ・映画でのマナー指導など様々な活動を行っています。マナーの第一人者である西出さんに、ビジネスにも通ずるマナーの本質を伺いました。
(本記事は月刊『致知』2025年1月号 連載「第一線で活躍する女性」より一部抜粋・編集したものです)
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マナーは〝型〟ではなく相手を思いやる〝心〟
──西出さんはマナーの道一筋に30年歩み来て、「マナー界のカリスマ」と称されていますね。
〈西出〉
マナーコンサルタントとして主に人材育成に携わり、新入社員から経営者、政治家に至るまで、役職や職種を問わず、これまで300以上の企業・医療法人などでマナー研修やコンサルティングを手掛けてきました。企業によりご依頼内容は様々ですが、いつも必ず伝えているのはマナーの本質です。
マナーと聞くと、堅苦しい作法や型を思い浮かべる人が多いでしょ? けれど、本来のマナーはそうではありません。
マナーを日本語に直せば「礼儀」という言葉になります。礼という字には「思いやり」、儀には「型」という意味がある。つまり、相手の立場に立つ思いやりの心があって初めて、ビジネスにおける作法や型が輝き、実利に繋がるんですね。
──マナーは型ではなく、心。
〈西出〉
研修では心や気持ちの大切さをご理解いただき、相手の立場に立ってみる、自分事として捉える心を養う。そして、それらをどう行動に移せばいいのか、しっかり考えていただきます。
私は結果と成果に重きを置くので、クライアントが望むゴールに応じて、都度伝え方や内容を変える完全オーダーメイドの研修、コンサルティングを実施しています。一人ひとりの社員にも向き合い、社内外の良好な人間関係から仕組みづくり、収益増に貢献してきました。
こうしたオンリーワンのサービスが好評を博し、いまでは研修に留まらず、NHK大河ドラマ『龍馬伝』をはじめとしたドラマや映画でのマナー指導にも取り組んでいます。
近年はマナー解説者として皇室の方々の素晴らしい礼儀や所作、心配りについての取材も受け、マナーに関するあらゆるご依頼をいただいているんです。メディア出演の機会も多く、監修・著書は国内外で100冊を超えました。
──多方面でご活躍なのですね。
〈西出〉
やはり、一つひとつの仕事に全力を尽くすこと。そうすれば誰かが見てくれていて、評価に繋がり、ご縁へと発展していきます。
また、マナーの本質と真心を伝える後進の育成にも注力しています。残念ながら、マナー研修の多くは作法や型のみを伝えているのが現状です。このままでは、マナー講師の仕事はAIに取って代わられてしまう、マナーに対する世間の誤解が広がってしまうという危機感があります。型だけ知っても、心が伴わなければマナーとは言えず、結果と成果を出すことはできないんです。
マナーは型や作法ではなく〝思いやりの心〟という信念を貫く西出さん。しかし、現在の道に至るまでには両親の離婚、愛する父との別れといった幾多の逆境がありました。本記事では西出さんの波瀾万丈の半生を振り返っていただき、マナーの本質、よりよい人生を生きる秘訣を探ります。
〈致知電子版〉で全文お読みいただけます。詳細は下記バナーをクリック↓
◇西出ひろ子(にしで・ひろこ)
昭和42年大分県生まれ。平成元年大妻女子大学卒業。参議院議員・政治経済ジャーナリストの秘書を経て、6年マナー講師として独立。10年英国オックスフォードに単身渡英後、11年現地にて起業。独自の講義手法を用いて300社以上の企業で研修や講演を行うと共に、NHK大河ドラマや映画などのマナー監修、俳優へのマナー指導にも取り組む。著書に『突然「失礼クリエイター」と呼ばれて』(きなこ出版)『改訂新版 入社1年目ビジネスマナーの教科書』(プレジデント社)など多数。
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