覚悟を決めた「牛角」創業者の言葉

2002年の進出以降、リーマン・ショックを乗り越え、14期連続増収を果たした焼肉レストランチェーン「牛角」。アメリカの地でたった一人、ゼロから事業を発展させてきたレインズインターナショナルUSA社長・早川宗德氏(肩書は掲載当時)に、「牛角」創業者の西山友義さんとの出逢い、そして事業を創める転機となったひと言を語っていただきました。
(本記事は月刊『致知』2016年1月号 特集「リーダーシップの神髄」より一部を抜粋・編集したものです)

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すべて君に任せる

―― 西山さんは何と?

〈早川〉
「あなたのやっている事業は人に喜ばれていますか? 人に必要とされていますか?」って。

「自分はもともと不動産をやっていて、相手の意思に関係なく無理やり売っていた。でも、焼肉屋を始めて、地元の人たちに必要とされる店をつくっていった時に、気がついたらお店が増えて、上場までしていた。人に喜ばれること、必要とされることが、成功するためには絶対必要な要素ですよ」こう言われたんです。

ハッとさせられましたね。

その頃の私は、商売なんかお金儲けできればいいと思っていましたから。そう言われてみると、確かに必要とされていないなと。

ああ、このままじゃダメだと思いました。で、さらにこう続けたんです。

「君はいままでハワイの人たちに世話になったんだろう。その人たちに、安くてお腹いっぱい食べられるお店をつくってくれてありがとうって言われるようなビジネスを一緒にやらないか」

と言われた時に、「やらせてください!」って。それが2001年です。

次の週には日本から1億円が送られてきましてね。出店の場所もすべて君に任せると。

――1億円ものお金を一手に引き受けることになった。

〈早川〉
これを成功させるのも持ち逃げするのも、すべて自分次第じゃないですか。出逢って数日しか経っていない私のことを信じて大金を送ってくれた。

その時に、絶対失敗できないなと。覚悟が決まりましたね。


(本記事は月刊『致知』2016年1月号 特集「リーダーシップの神髄」より一部を抜粋・編集したものです)

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