2016年10月03日
▲ あなたの人間力を高める ▲
───────────────
致知出版社の「人間力メルマガ」 2016.10.4
北海道新幹線の開業が
大きな話題となりましたが、
その開業の陰に
命懸けで青函トンネルを掘り抜いた
男たちの物語があったことは
あまり知られていません。
────────[今日の注目の人]───
☆ 命懸けで闘わなければ
物事は貫けない ☆
角谷 敏雄(青函トンネル元トンネルマン)
※『致知』2016年11月号【最新号】
※特集「闘魂」P40
───────────────────
──トンネル内での作業は
どのような環境なのでしょうか。
あぁ、環境は
酷いというもんじゃない。
湿度は90%くらいで、
気温は35度くらい。
35度はまだよいほうで、
40度近くになってくると、
暑くて立ったまま動けなくなります。
汗はだらだら流れ、
長靴の中からは
ジャブジャブ汗水が出てくる。
だからといって休めないし、
だからといって動けない、
立ったままです。
それで、坑内は外と違って
空気が独特なんですよ。
蒸してね、トンネルの中の
様々な粉塵やらが入り交じった臭い。
だんだん掘削が進んでいくと、
今度は気圧変化で
耳がキーンとなってきます。
まずは塩、梅干し。
それから錠剤の疲労回復剤。
やはり人間はそういうものを舐めたり、
囓ったりすれば気休めになってね、
いくらかでも体が動くようになってくる。
まぁ、午前中だけで音を上げる
作業員もたくさんいましたね。
当初国鉄のトンネルマンたちが
各作業班の指揮者を務めていたのですが、
その多くが……
※角谷さんがこの苛酷な状況の中で
何を掴まれたのでしょうか。
詳しくは最新号をお読みください。