2018年03月03日
もしかしたら、あなたの病気や不調の原因は、
「食べ過ぎ」にあるのかもしれません。
その対処として「朝だけ断食」を推奨する
鶴見さんのお話に耳を傾けてみましょう
鶴見 隆史(鶴見クリニック理事長)
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※『致知』2018年4月号【最新号】
※連載「大自然と体心」P132
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昔に比べて健康に関する情報は増え、
現代人の健康意識は非常に高まっているはずなのに、
なぜここまで多くの人が病気や不調に悩まされているのでしょうか。
実は、その原因の大半は日々の食事にあり、
私が特に問題だと感じているのが「食べ過ぎ」です。
食べ過ぎると、体は消化不良を起こし、
消化されなかったタンパク質が腸内に留まって
腐敗菌(悪玉菌)の餌となって悪玉菌が増殖します。
腐敗菌は必ずアンモニア(アミン類)を発生します。
そのため腸内は毒性の強いアミン類だらけとなります。
このアミン類は肝臓の解毒作用を上回って全身の血管内に流入し、
血流を悪化させます。そのため微小循環が大変悪くなります。
その微小循環の最も悪い臓器に病気が出現するのです。
これが慢性病の成り立ちです。
最近は、遺伝子の研究が進んだことによって、
寿命を延ばすためには食事を減らすことが
大切であることが明らかになっています。
(中略)
こうした食習慣の改善を進めるために
私がお勧めしているのが、時々の断食なのです。
断食というと、宗教儀式や特別な修行法を
イメージされる方も多いことでしょう。
しかし、断食は全身の細胞の汚れを大掃除して、
元気な細胞に生まれ変わるための唯一の方法として、
紀元前から行われてきた健康法であり、
医学の祖であるヒポクラテスもその重要性を説いています。
フランスでは断食を「メスの要らない手術」と呼び、
病気の治療としても高く評価されています。
とはいえ、豊かな食生活に浸り切っている現代人にとって、
本格的な断食はかなりハードルが高いでしょう。
そこで、一般の方が手軽に、安心して取り組むことができ、
しかも高い効果が期待できるのが、私の推奨する「朝だけ断食」なのです。
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