2017年03月29日
日本のIT業界創業期から
IT企業の浮き沈みを間近で
見てこられたという奥田浩美さん。
生き残る企業とそうでない
企業の差はどこにあるのでしょうか。
───────「今日の注目の人」───
☆ 私の好きなガンジーの言葉 ☆
奥田 浩美(ウィズグループ社長)
※『致知』2017年4月号
※連載「第一線で活躍する女性」P76
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──お仕事を通じてIT業界の
浮沈を見てこられてきたことも、
窮状打開のヒントに
なったのではありませんか。
それはあるかもしれませんね。
私が最初に担当したクライアントは、
当時絶頂を極めていた
サン・マイクロシステムズ
という会社でしたけど、
いまはもうありません。
そういうなくなった会社や、
いなくなった経営者、
復活した経営者をたくさん
見てきて思うのは、
ただお金を稼ぐために
起業した経営者って残らなくて、
自分の使命をしっかり自覚して、
それが時代とクロスしている間は
会社は持つと思うんです。
私は、留学先のインドで
ガンジーやマザー・テレサがいた
場所に行き、仕事ではアップルの
スティーブ・ジョブズがいた
場所にも行った上に、
福祉という人に寄り添う
教育も受けてきました。
そんな自分には、
人間の幸せの上に立った
ITに寄与するという、
ものすごく大事な使命が
あると思っているんです。
──人間の幸せの上に立った
ITに寄与する。
ガンジーの言葉で大好きなのが
「あなたが見たいと
思う世界の変化に、
あなた自身がなりなさい」
という言葉で、私はこれを
ずっと行動指針にしてきました。
女性の働く環境も含めて、
いまの社会の現状に
文句を言うくらいだったら、
私がその変化になればいいやって。
ですから、何をしたら自分が
社会に変化を起こす
一つの石になれるか
ということはいつも考えているし、
そのための仲間も増やしたい。
私がどんなに偉い人の前でも
胸を張って誇れるのは……
※IT業界の未来を見据えた
活動を続ける奥田さんの
お話の続きは本誌で。