2017年03月01日
先天性の骨形成不全症という
難病を背負い、経営の第一線で
活躍されている垣内俊哉さん。
高校生の頃、歩きたい一心で
手術を受けられますが、
残念ながら歩ける
ようにはなりませんでした。
垣内さんはどのようにして、
この苦しい時期を
乗り越えられたのでしょうか。
───────「今日の注目の人」───
☆ 人々の共感力が事業を前進させる ☆
垣内 俊哉(ミライロ社長)
※『致知』2017年4月号【最新号】
※特集「繁栄の法則」P42
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高校を休学し、17歳の時に
大阪の病院で手術を受けて
一年近くリハビリを続けましたが、
結局歩けるようにはなりませんでした。
歩くことが夢であり
生きる目標でしたので、
それが叶わないと知った時、
浅はかでしたが、
自分で命を絶とうと考えたんです。
──辛い毎日でしたね。
夜中に病院の屋上に行き、
柵に手を掛けて
よじ登ろうとしました。
でも私の足ではそれすらできない。
そのことを知って
柵にしがみついて泣いたんですね。
深い闇に沈んでいくように、
しばらくは生きる気力すら湧かず、
ベッドの上で毎日を悶々として
過ごしていました。
──そこからどのように
立ち直られたのですか。
その頃、私を支えてくださったのが、
同じ病室の富松さん
というおじいさんでした。
いつも泣いていたのを
見ておられたのでしょうね。
ある日、私に
話し掛けてこられました。
話にじっと耳を傾けてくださった後、
「君はちゃんと登り切った先の
景色を見たのかい」
とおっしゃったんです。
君はやれるだけの
ことはやったのか、と。
これには目が覚める思いでした。
そして
「人生はバネなんだよ。
いまの君はバネがぎゅっと
縮んでいる時期だ。
しかし、……
※垣内さんはこの逆境を
いかに乗り越え、
起業家としてのいまに
至るのでしょうか。
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