2018年01月19日
2017年1月、弊社から刊行された、齋藤孝先生の
『楽しみながら1分で脳を鍛える速音読』。
https://www.chichi.co.jp/special/sokuondoku/
『坊っちゃん』や『人間失格』『羅生門』など、
“名作文学の書き出しやクライマックスを
1分で読み切る”という新感覚の脳トレ音読ブックで、
何度も増刷を重ねるなど、たいへん反響を呼んでいます。
さて、この本が刊行された直後から、
1年以上にもわたり、毎朝、夫婦で
「速音読」をしているという
女性パート社員が弊社にいます。
速音読にはどのような効果があるのでしょうか?
また、どんなふうに夫婦で実践をしているのでしょうか?
本人にインタビューをしてみました。
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●「速音読」を毎朝、ご夫婦で行っていると聞きました。
はい、そうなんです。
主人と毎日、朝食後に代わりばんこでやっています。
例えば「今日は『枕草子』をやろう!」
というように、その日読むテキストを決めて、
お互いに1回読んでは渡し、1回読んでは渡し、
というようにして、3回ずつ読み合うんです。
一篇をだいたい40~50秒で読み終わりますから、
二人合わせても5分あれば終わります。
食卓に「速音読」の本と置き時計を並べて、
朝食が済んだ瞬間、どちらともなく、
「さぁ」と、本を手に取るところからスタートです。
主人はいつもラジオ体操をしているんですが、
「ラジオ体操は、体の準備体操。
速音読は、脳の準備体操」
と言っています。
●あぁ、脳の準備体操ですか。それはうまい表現ですね。
「速音読」はいつ頃から始められたんですか?
この本ができた時(2017年1月)から
すぐ始めたから、もう1年くらい
やってることになりますね。
本当に楽しみながら飽きずに続けることができていて。
●なぜ、そんなに長く続けることができるんですか?
お互いに効果が実感できているからだと思います。
主人はいま65歳なんですが、
会社で早朝から会議があるという時は、
「速音読」をしていくと、頭がすっきり冴えて
よいアイデアが出る、会議も充実したものになる、
と話しています。
私もそれは感じていて、例えば主人が出張でいない時に、
「速音読」をやらないと、うまく口が回らなくて、
頭の動きも鈍いような気がして……。
頭で考えていることと、
口で言うことがバラバラ(笑)。
これをやると、本当に頭が目覚めるんです。
やらない日の朝は、ボーッとしたままで。
それから、2回、3回と繰り返し読むと、
必ずタイムが縮まっていくのも面白いところです。
●特にお気に入りの作品はありますか?
『枕草子』や『源氏物語』などの古典モノ。
主人は古典を読むのが苦手なようで、
ほかは何一つかなわないけど、
古典だけは私が唯一勝てるので。
それから、主人の母は現在89歳です。
主人は「認知症は治らないかもしれないけれど、
進行を食い止めることはできる」と言って、
ときどき一緒にやるようにしているんです。
主人の友人たちも、みんな悩みは共通しているので、
この本をプレゼントするようにしています。
子供たちとも一緒に、
『寿限無』のタイムを競ったりすると、
とても盛り上がりますね。
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いま話題! あなたの脳を活性化する速音読シリーズ
□『楽しみながら1分で脳を鍛える速音読』(定価=本体1,300円+税)
https://www.chichi.co.jp/special/sokuondoku/
□『楽しみながら日本人の教養が身につく速音読』(定価=本体1,300円+税)
https://www.chichi.co.jp/special/sokuondoku2/
毎朝の速音読で脳を活性化し、
楽しみながら教養を高めましょう。