2017年04月05日
宮城県仙台市で
筋ジストロフィーと闘いながら
NPO法人の活動を続ける
櫻井理さん。
そのエネルギッシュな
行動力の源泉をお聞きしました。
───────「今日の注目の人」───
☆ まず動く、そこから道はひらける ☆
櫻井 理
(NPO法人LiFESET代表理事)
※『致知』2017年5月号【最新号】
※特集「その時どう動く」P40
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──お話を伺っていると、
櫻井さんの行動力と
思いの強さに圧倒されますが、
その力はどこから出てくるのですか。
人工呼吸器を24時間装着するようになり、
熱と痰で苦しんでいた
時期を乗り越えた頃から、
何かができる喜びが
それまで以上に大きくなりましたね。
何でもやってみたいという思いに
突き動かされるようになって、
それがきっと前向きな姿勢に
繋がっているのだと思います。
人前で講演する時も、
できる喜びが緊張感を凌駕している
といった感じです。
──落ち込んだり自暴自棄になったり
したことはありませんか。
自暴自棄になったことは
なかったですね。
僕は呼吸不全などで
亡くなっていった
同じ病気の仲間を
たくさん知っています。
仲間の死に接するたびに、
「命ある限り精いっぱい生きていこう」
と自分に言い聞かせてきました。
生かされている分、
彼らの思いを受け継いで
頑張らなきゃいけない
という考えなんです。
僕は常に死と隣り合わせの状態に
あるわけですが、
死ぬのが怖いという
感覚は全然ありません。
将来どうなるかが分かった上で
仕事をさせていただいているのだから、
全力で動こうと。
自分で限界を設定したら、
それで終わりです。
また、全力で活動することで……
※櫻井さんのお話には
教えられることがたくさんあります。
続きは最新号をお読みください。