本物は「ほんの一握り」のなぜ?

仕事論

ともに若くして海外で腕を磨き、
世界を舞台に、その才能をいかんなく
発揮してこられたお二人の医師にご登場いただきました。


佐野 俊二
(カリオルニア大学サンフランシスコ校外科学教授)
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南 和友
(ドイツ ボッフム大学 永代教授)
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※『致知』2017年12月号【最新号】
※特集「遊」P56

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【佐野】
僕がいつも思うことは、医者の世界というのは野球と一緒で、
ナチュラルタレントのある人間はたくさんいるんですよ。

「こいつは才能がある」とか
「こいつは手先が器用だ」とかいうのはいっぱいいる。

だけど実際にその中で、
本当にいい心臓外科医になっているのはほんの一握りですよね。

野球でも10年に一人の逸材と言われる選手が
毎年のように出てくるじゃないですか(笑)。



でも、その中のほとんどは一軍にも入れない、スターにもなれない。

なぜそうなるかと言えば、才能があっても努力しないからですよ。

自分に才能があって、何をやってもピッとできてしまうから、
それ以上の努力をしなくなるんです。

やはり伸びる人間というのは、性格がいいと僕は思うんですよ。

それなりの才能があって、
なおかつ人の言うことを何でも聞いて、もっと努力しようとする。

それっていうのは、素直な人間でないとできないでしょうからね。

【南】
それに加えて、自分のやっていることが
本当に正しいのかを、検証する姿勢も大事ですね。

目の前の出来事を、しっかりと考えて消化していくことが必要です。

そしてそれには、自分がやっていることを
周囲に見てもらって他人に評価してもらうことも欠かせません。

その点、他人の評価を受け入れるという意味で、
やはり素直な心が大事になってきますね。

【佐野】
あとは自分をどんな環境に置くかだと思います。

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