拝啓、がんの神様へ(後半)


思いやりの心に触れた時、
なぜ私たちの心はほわっと
温かくなるのでしょうか


不思議ですね。

それでは、昨日の続きをどうぞ


→→ 昨日の記事はこちら (拝啓、がんの神様へ(前半))





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拝啓、がんの神様へ(後半) 

 
長堀 優(育生会横浜病院)
    ×
村上 和雄(筑波大学名誉教授)
※『致知』2016年2月号P108
   連載「生命のメッセージ」


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【長堀】
実は彼女には肝硬変の夫がいたんです。
子供がいなくて親戚も近くにいないから、
お互いに支え合って
生きていかなければいけない。
だからこれ以上入院を続けて、
家を空けているわけには
いかないと言うんですよ。
 
本当は旦那さんより奥さんのほうが
病状はよっぽど重いんです。
でも彼女はこう言いました。
「夫のことが私は心配なんです。
 あの人は私がいなければ
 どうしようもないから。
 
 だからいつもがんの神様に、
 『もう少しおとなしく
 していてくださいね。
 私はもう少しあなた(がん)と
 頑張って生きていきますから、
 大きくならないでくださいね』
 ってお祈りしているんですよ」
って。
私はその言葉にとても感動しました。
【村上】
それは偉い方だな。
【長堀】
がんというのも細胞であって、
米国の細胞生物学者
ブルース・リプトン博士は
 
「細胞一個一個に、感性がある」
という話をしています。
例えば単細胞のミドリムシは
餌があれば寄っていくし、
毒が来ると逃げていく。
単細胞ですから脳みそも
神経もないわけですが、
そういったことが全部分かる。
だから博士は
 
「細胞はそれだけで完璧な生命体である。
 しかも生きる感性を持っている」
ということを言っているんです。
そうであれば、がんも細胞ですから
生きる感性があるので、
当然人間の思いとも関係してくる。
実際、彼女は長く生きたんです。
もって一年という診断でしたが、
三年半あまり生きることができた。
 
 
私は彼女の思いが
がん細胞に届いたのだと思っています。




    (右:長堀氏  左:村上氏)




『致知』2月号のテーマは

「一生一事一貫」



「吾が生は一以て之を貫く
 ~先師道縁に導かれて100年~」

 伊與田覺(論語普及会学監)

 ・  ・  ・  ・  ・

 大正5年生まれの伊與田覺さんは、
 100歳を迎えられてもなお

『論語』を説いてやまず、
 3時間に及ぶ講義をし、
 多くの聴講生を魅了します。

 かつて誰もが至り得なかった頂に
 立っている伊與田さんにその歩みを
 話していただきました!



「続けると、勝負の奥にある感動が掴める」

 加藤一二三(将棋9段)
 ・  ・  ・  ・  ・ 
 将棋の道一筋に歩んで62
 最年少のプロデビューを果たした
 加藤一二三9段は、
 数々のタイトルを獲得し、
 現役の棋士として活躍を
 続けています。

 歴代最多の敗戦記録所持者としても
 知られる加藤さんが、
 苦節多き棋士人生の中で貫いてきた
 勝負師としての心の持ち方とは




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