2016年10月26日
▲ あなたの人間力を高める ▲
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致知出版社の「人間力メルマガ」 2016.10.27
生後僅か一か月で
最重度の脳障碍児となった
溝呂木梨穂さん。
そんな彼女の中に、
なんとも豊かな言葉の
世界が広がっていました。
────────[今日の注目の人]───
☆ 私の生きる意味 ☆
溝呂木 眞理(チャレンジドハート代表)
※『致知』2016年11月号
※特集「闘魂」P30
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みぞろぎりほ──。
言いたい気持ちがあります。
びっくりして夢のようです。
長い間、待ち望んでいました。
私に言葉があると、
なぜわかったのですか?
ご覧の通り、何もできない私ですが、
ぼんやりと生きてきたわけではありません。
ずっと、私は人間とは
何なのかということを、
考えてきましたから、
別に世の中の人が何と言おうと、
私は私らしく生きてきました。
忘れもしない平成24年5月20日。
この日、19歳5か月の長女・梨穂が
言葉を持っていることを
確認することができたのです。
生まれてすぐに脳に酸素が
届かないという原因不明の
トラブルに見舞われた梨穂。
それによって体の自由はおろか
言葉を話すことさえ
奪われてしまった梨穂は、
生後僅か一か月にして最重度の
脳障碍児となってしまったのです。
それでも私には、
梨穂の中にちゃんと
意思や思いがあることを
ひしひしと感じてきました。
梨穂にはきっと言葉がある。
だから何としてもその言葉を
引き出してあげたい──その一心でした。
それだけに長年抱いていた
思いが叶った瞬間……
※本誌では梨穂さんの魂の詩も
紹介しています。
どうぞご覧ください。