四国遍路での不思議な出来事

≪すべての命は繋がっている≫



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致知出版社の《人間力メルマガ》 2017.6.4


『致知』の連載でお馴染みの
シスター・鈴木秀子さんが
ある知人の体験談として
興味深い話を紹介されています。

四国遍路で体験した
男性の不思議な話とは。

───────「今日の注目の人」───

鈴木 秀子
(国際コミュニオン学会名誉会長)
   
※『致知』2017年7月号【最新号】
※連載「人生を照らす言葉」P110

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定年退職後に四国遍路に行った
男性の知人がいます。


歩き始めて数日後、
彼は山中で道に迷ってしまいます。

川に沿って下れば人里に着くだろうと、
危険な道なき道を夜を徹して歩き続け、
東の空が白んできた時にようやく
里に辿り着くことができました。
 
たんぼ道を歩いていると、
一人のお婆さんが近づいてきて
男性の手のひらに
少しの米粒を置いて、
丁寧にお辞儀をした後、
何も言わずに立ち去っていきました。

彼は命が助かったことのありがたさを
噛み締めながら、安堵感からか、
お婆さんが渡してくれた米粒を
手のひらにのせたまま、
しばらくはその場に
じっと立っていました。
 
すると驚いたことに、
どこからともなく
小鳥たちが集まってきて
男性の肩に留まり、
手のひらの米粒を
ついばみ始めたというのです。

小鳥たちに
男性を恐れる雰囲気は少しもなく、
完全に安心しきった様子でした。
それは考えられないような情景でした。
 
この時、男性は


「小鳥も米粒もお婆さんも自分も、
 すべては一体なんだ」

「命は人間や動物というような
 垣根を越えて、
 すべて深いところで
 繋がっているんだ」

「お互いがお互いを
 支え合っているんだ」


という思いが心の奥底から
込み上げてきたいといいます。
 
私はかつて修道院の階段から落ちて
臨死体験をした時……、



※男性の不思議な体験談は
 臨死体験をした鈴木さんに
 どのように映ったのでしょうか。
 続きは誌面でお読みください。

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