2016年07月31日
☆ あなたの人間力を高める ☆
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致知出版社の「人間力メルマガ」 2016.8.1
名門・国士舘大学サッカー部を
創部したのは、現理事長の
大澤英雄さんです。
スタート時の部員は僅かに2人。
ジャンケンで勝った大澤さんが
初代主将を務めることになったそうです。
大澤さんはそういう中から、
どのように道を開かれたのでしょうか。
────────[今日の注目の人]───
大澤 英雄(学校法人国士舘理事長)
※『致知』2016年9月号
※連載「私の座右銘」P70
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サッカー部を創部した私には、
二つの強い思いがありました。
一つには、
最初に受験して入学を果たせず、
非常に悔しい思いをした
大学のサッカー部に勝つこと。
二つには、
戦前・戦後に活躍した
体育の名指導者、岡部平太先生を
見返してやりたいという思いです。
創部間もない頃、
私たちがグラウンドで練習をしていると、
その光景をじっと見ている
一人の男性がいました。
そして、練習が終わると、私に向かって
「君たちは弱い」
と言い放ったのです。
後にその人こそ、
当時国士舘大学でも教鞭を執っていた
岡部先生だと分かるのですが、
私は悔しくて堪らず、
「必ず強くなってやる」
と心に固く誓ったのでした。
とはいえ、その道のりは
非常に厳しいものでした。
当時の大学サッカーは、実績に応じて
三部のリーグに分かれており、
私が勝ちたいと執念を燃やしていた大学は
トップの一部リーグに所属。
一方の我が国士舘大学サッカー部は、
一番下の三部リーグからのスタートで、
そもそも戦う土俵が違ったのです。
それでも諦めずに、
私は選手として努力を続け、
卒業後はコーチを経て監督に就任。
勝てない苦難の日々が続きましたが、
その中で私がいつしか心の支えに
するようになった言葉があります。
それは、
「窮地を楽しむ」
という言葉です。
一番下ならこれ以上は下がることはない。
あとは這い上がるしかないのだから
窮地を楽しみながら上がっていこう──。
そして、私は著名なサッカー指導者の方々に
教えを請い、教わったことを
一所懸命メモにとって練習に生かすなど、
地道な取り組みを続け、
ある一つの結論に辿り着きます。
それは……
※著名なサッカー指導者に接する中で、
大澤さんはどういう気づきを
得られたのでしょうか。
創部から約10年で二部リーグ、
さらに10年で一部リーグに
昇格を果たしたその強さの秘密とは?
答えは『致知』9月号に書かれています。