勝海舟のちょっといい話


幕末に活躍した勝海舟。

江戸城無血開城など、歴史の舞台で
華々しい活躍をしていますが、
その一方で義理人情を終生欠かさない
人物でもありました。

本日は、そんな勝海舟の
ちょっといいお話をお届けします。


────────[今日の注目の人]───

★ 勝海舟のちょっといい話 ★

石川 真理子(作家)

※『致知』2016年6月号【最新号】
※特集「関を越える」P28


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思うに人の一生は平坦ばかりではなく、
山もあれば谷もありますが、そのどれもが
関だと言えるのかもしれません。

例えば人は成功すれば驕りが生じてきます。

この驕りという関もまた
越えていかなければなりません。

考え方によっては逆境にある時よりも
実は難しい関なのかもしれません。


では海舟はどうだったのでしょうか。


若い頃は生活に苦労した海舟でしたが、
晩年お金に困らなくなってからも
一汁一菜に徹して、煎餅布団の上に座り、
普段から粗末な服を着ていたといいます。


ところが他の明治維新の元勲と
言われた人物たちの多くが、
豪邸を建てて贅沢な食事を
楽しんでいたのです。


そのことに対して、海舟は事あるごとに
怒りを露わにしていたといいます。


幕末にあれだけ立派な
人物たちの命が失われ、
その血の上にいまがある。

そのことを君たちは忘れたのか、と。


その一方で、
海舟は粗末な衣服を身にまとい、
かつては海舟よりも身分の
上だった役人たちの家を訪れては、
それとなく世間話をした上で、
毎回小銭をさっと置いていったといいます。


元幕臣も、明治の世になると
ほとんどが食うや食わずの
生活をしていたわけですが、
海舟は徳川の世は終わろうとも
彼らの立場を重んじた。

そこには驕りを微塵も
感じさせない姿が見えてきます。


西南戦争を起こしたために、
長らく逆賊とされていた
西郷隆盛の名誉回復のために
政府を動かしたのも海舟でした。


そのおかげで……



※幼少期から苦難の連続だった
 幕臣・勝海舟には、どんな魅力が
 隠されているのか。
 作家の石川真理子さんが
 その魅力を語り尽くした全貌は
 本誌でお楽しみください!

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