人工知能の未来について語り合う


いま巷では人工知能が
大きな話題となっています。

ディープラーニングという言葉を
耳にしたことがある方もいるでしょうが、
これは従来の人工知能の技術と
どのように違うのでしょうか。

───────「今日の注目の人」───

柳川 範之(東京大学教授)
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松尾 豊(東京大学特任准教授)

※『致知』2017年8月号【最新号】
※特集「維新する」P60

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【柳川】 
ディープラーニングは、
これまでの人工知能の技術とは
どのような違いがあるのですか。


【松尾】 
いろいろな説明の仕方があるんですが、
人工知能に「眼が誕生した」という
言い方が分かりやすいですね。

そこがディープラーニングの
本質的なところかなとも思います。


ごく簡単に言えば、
ディープラーニングで
膨大な量の画像をデータとして入力し、
学習、出力を繰り返していくことで、
人工知能自ら画像を分類し、
何が映っているかを
判断できるようになったんですね。


(中略)


【柳川】 
人工知能が眼を獲得したことで
一気に発達していくと。


【松尾】 
ええ。例えば、いままでの人工知能、
ロボットは眼が見えなかったので、
このテーブルの上にある
コーヒーカップを認識し、
下げるというような仕事は
できなかったんです。
 
ツーショット

しかし、眼を獲得した人工知能には、
そうした人間の眼がなければ
絶対できなかった仕事も
できるようになるんですね。
 
そうなれば、
人間にしかできなかった農業や建設、
物流、食品加工といった仕事も、
人工知能で機械化、
自動化することができるはずなんです。


それで、
人の手がなければできない産業って、
いまほとんどが
人手不足で困っていますから、
うまく人工知能を活用すれば
日本の経済も
成長していけるんじゃないかなと
思うんです。


【柳川】
ただ、「人工知能が眼を獲得した」
というと、非常に高度なことを
やってくれるように思ってしまいますが、
ある意味、人間が……



※人工知能の進歩で
 これからどのような
 時代を迎えるのでしょうか。
 第一人者の対談は
 ぜひ最新号でお読みください。


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『致知』には人生を潤す言葉がある
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