世界一になった青年の歩み

生き方


9月26日(土)に行われた
「第4回20代30代のための人間力養成講座in東京」には
会場に1,400名もの若者が集まりました!

当日は弊社社長・藤尾の講演会だけでなく、
20代、30代の『致知』読者4名の方が
「致知と私」と題して感動的なスピーチ
披露してくださいました。


その中から、
研究者として葛藤や挫折を乗り越え
世界一の称号を獲得された藤谷さんの発表を
ご紹介いたします


ちょっと長いですが、
藤谷さんがどのようにして夢を叶えられたのか
ぜひお読みくださいませ



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現在、私は早稲田大学の教員並びに
研究者として日々仕事をしております。

専門は微生物学で、地球上のすべての微生物を
培養するための技術を開発しています。

2013年6月号の『致知』に
北里柴三郎先生の記事が掲載されていますが、
北里先生が明治天皇の勅命でドイツに留学し、
日本に導入した技術があります。

私は、大学院の博士課程に在籍していた四年間で
この技術を覆す新しい方法論の開発に成功しました。


私は25歳で『致知』に出合い、
6年半の間ずっと拝読させていただいております。

もともと、子供好きで中学校や高校で
理科の教員になることを目標にしていました。

しかし、
学生時代に進めていた研究がうまくいかず、
自分に自信が持てないまま学校の先生になることに
大きな抵抗がありました。

本来、子供に夢を与えるべき先生が
自分の夢さえ叶えられないのは、
説得力に欠けるのではないかと思いました。

そこで、博士課程への進学を決意し、
研究を続ける道を選んだのです。
 
周りの20代が就職していく中、博士課程の生活は、
時間やお金、体力の面でずっと不安がつきまといました。

研究は、これまで人類が成し遂げられなかったことを
できるようにするものであり、
世界初、世界一でなければ意味がありません。

その葛藤と闘いながら日々過ごすことは、
大きな苦痛を伴いますが、
それを乗り越えることができたのは、
毎月送られてくる『致知』の存在があったからでした。


『致知』に登場される皆さんは、
私にとって憧れの存在でした。
私は、その憧れをパワーに変えて生きてきました。

ひたすら『致知』の言葉をノートに書き写しては
自分自身と向き合い、自問自答を繰り返しながら、
いまの自分にできることを考え、
ベストを尽くしてきました。

研究がうまくいかず、諦めたくなったことも
数え切れないほどありました。

それでも、前に進むことをやめなかったのは、
『致知』の学びがあったからです。

勇気とは自分のために発揮するものではなく、
周りのために発揮するものだ
ということを学んでいたからです。


こうした日々の積み重ねは、
やがて研究の成功を導いてくれました。

世界各国の研究者が集まる国際学会において
最優秀賞を獲得することができました。

この成果により、
日本の科学技術、日本人研究者の実力、
存在感を示すことができたことは、
大変嬉しく思っています。

そして、『致知』が育んでくれた私の勇気は、
やがて周りの学生の心にも火をつけ、
研究者を志望するようになってくれたのです。

私たちは、
たとえどんなことがあっても、
決して諦めてはいけません。

心の中にある情熱の火種だけは、
絶対に消してはいけません。

きっと、私たち一人ひとりが心に燈す情熱こそ、
明るく元気な日本の未来を
照らし出してくれると信じています。


そして、私には大きな夢があります。

今後10年、20年、その先の遠い未来まで、
日本の科学技術が世界の先頭を
走り続けていけるよう力を尽くすことです。

科学がスポーツや芸術と同じように、
国民一人ひとりにとって身近で親しみやすい
存在となる時代を実現するために、
私はこれからも『致知』に学び、
研究と教育に力を尽くしてまいります。




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  特集テーマは
  「人間という奇跡を生きる」  です 

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