2016年09月14日
▲ あなたの人間力を高める ▲
───────────────
致知出版社の「人間力メルマガ」 2016.9.15
曼荼羅(マンダラ)というものがあります。
でも、それが何を意味するのか、
知っている人は少ないと思います。
弘法大師の法脈を嗣ぐ高野山真言宗の
管長を務められた松長有慶さんが
分かりやすく解説されます。
────────[今日の注目の人]───
☆ 弘法大師・空海の生き方 ☆
松長有慶(高野山真言宗前管長)
※『致知』2016年10月号【最新号】
※特集「人生の要訣」P68
───────────────────
曼荼羅は、多面的な価値観の
象徴なんですね。
21世紀のいまの社会は、
何かにつけて
一元的な価値観が最優先されます。
グローバリゼーションというのは、
まさにそれでしょう。
邪魔者は切り捨てろと言わんばかりに、
一つの目標に一目散に
突き進んでいるわけですが、
曼荼羅の世界観はその真逆です。
欠陥品や余計なもの、
邪魔なものを集めてきて、
一つの社会をつくる。
一つひとつを見れば欠点が多くても
全体を支える
掛け替えのない分担者であり、
それらが集まって
完璧な全体をつくり上げる、
というのが曼荼羅の世界です。
この考え方は、
人間一人ひとりのよさを生かし、
理想の世の中をつくる上では
非常に大事な思想だと思います。
※曼荼羅を説いた弘法大師もまた、
そのような
心の広い人だったようです。
弘法大師の生涯と教えは、
『致知』最新号で紹介しています。
───────────────────
『致知』推薦の言葉
───────────────────
[日本人の心のテキスト]
明治維新のころ、
日本の国是は“和魂洋芸”でした。
いまは“洋魂洋芸”です。
『致知』は“和魂洋芸”をさらに
“和魂和芸”に発展させる
“日本人づくり”のテキストです。
38周年おめでとうございます。
── 童門冬二氏(作家)