2018年01月28日
「マネジメントの父」と称されるピータードラッカー。
その教えに基づいて上場企業のコンサルティングを手掛ける
山下淳一郎さんが語る企業発展の法則とは。
山下 淳一郎(トップマネジメント社長)
───────────────────
※『致知』2018年2月号
※連載「活機応変」P38
───────────────────
成功している会社の共通項を別の角度から言うと、
全員が自分の強みを発揮できていることが挙げられます。
『経営者の条件』でドラッカーはこう述べています。
「成果を上げるには、人の強みを生かさなければならない。
弱みからは何も生まれない。成果を生むには、
利用できる限りの強み、すなわち同僚の強み、上司の強み、
自らの強みを総動員しなければならない」
では、どのように強みを生かし、人材を育てればよいのか。
「仕事は人を育てる最高の道具だ」
「知識労働者にとって必要なものは、管理ではなく自立性である。
つまり、責任と権限を与えなければならないということである」
ドラッカーが言っているとおり、研修で理論を教えるのではなく、
実務において責任と権限を持たせてあげることに尽きます。
多くの経営者からどこまで権限を持たせてよいのかと
相談を受けますが、失敗しても大惨事には至らない小さな仕事から
少しずつ権限移譲していくのがよいでしょう。
大事なことは、この仕事の最終責任者は自分なんだと思って、
果敢に挑戦できる環境をつくることです。
───────────────────
◆『致知』には経営のヒントも満載です◆
定期購読のお申し込みはこちら
⇒ https://www.chichi.co.jp/koudoku
1年間だけ購読する場合 ⇒ 10,300円(税&送料込み)
3年間続けて読む場合 ⇒ 27,800円(税&送料込み)