ある校長先生の勇断


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致知出版社の「人間力メルマガ」 2016.7.20


戦後、神奈川県にある栄光学園の
校長を務めたという
グスタフ・フォスさんをご存じでしょうか。

占領下にある日本において
示した勇気ある行動とは?

────────[今日の注目の人]───

★ グスタフ・フォス校長の勇断 ★

占部賢志(中村学園大学教授)

※『致知』2016年8月号【最新号】
※連載「日本の教育を取り戻す」P122

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【占部】
ここで、敗戦直後の知られざる
エピソードに触れておきましょう。

実は、国旗国歌は敗戦直後に
GHQによって禁じられていましたが、
国旗については、昭和22年2月に
国会や最高裁判所などに
かぎって掲揚が許可され、
翌年4月には祝日における掲揚も許される。


全面解禁を迎えるのは、
昭和24年元旦に発表された
マッカーサーの「年頭の辞」です。
 
ところが、当時の文部省が
学校の祝日行事に国旗掲揚・国歌斉唱を
勧める文相談話を通達したのは、
2年近く経過した昭和25年10月のことでした。


【教師A】
どうしてそんなに通知が遅れたのですか。


【占部】
自粛したんですね。
いかにも行政らしい。

だから、解禁されても学校に
国旗が翻ることはなかったのです。

世間一般でも、


「久しぶりに禁が解かれたのであるから、
 町は日の丸で埋まる
 ようになるかと思ったら、町なみに、
 小旗一本みることができなかった。
 私たちは国旗を忘れたのであろうか」


という空気だったのです。


【PTA役員】
なんだか日本人にありがちな、
長いものに巻かれる
ひ弱さをみるようで嫌ですね。


【占部】
ところが、昭和24年4月に全国の学校に
先駆けて国歌斉唱、国旗掲揚を実施した
勇気ある学校があったのです。

その学校とは、神奈川県の栄光学園でした。


当時、高松宮殿下及び同妃殿下が
米海軍横須賀基地御訪問の際に
栄光学園に立ち寄られることになります。

このとき校長のグスタフ・フォス氏は、
日本の国旗を掲げ、式典では
全校生徒に国歌斉唱を行わせたといいます。


フォス校長はその著書
『日本の父へ再び』の中で経緯について、
このように回想しています。


「私は、どうして、まだ正式に許可されて
 いなかったことをしたのだろうか。
 やるべきかどうかといくらか迷った。
 でも、私はその時に典……



※フォス校長の勇気が伝わってくる
 感動的なお話の続きは
 本誌でお読みください。

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