2018年03月09日
『はじめて読む人の「古事記」』が
大きな反響を呼んでいます。
アマゾンの古典文学ランキングでは、
3日間連続の第1位(現在も継続中)。
「子供にも読ませたい」
「孫にプレゼントします」
と、5冊、10冊とたくさんのご注文を
いただいている方も少なくありません。
なお、本日3月9日は、
『古事記』そのものが成立した
記念すべき日でもあります。
『はじめて読む人の「古事記」』を
発刊することになったいきさつを、
著者の今野先生がご自身のブログに
綴っておられますので、
その文章をご紹介します。
……………………………………
どうして私が古事記の現代語訳を
書くことになったのか?
男性は綺麗という切り口は入りづらいので、
何か別の形、大和心、大和魂を教えて下さいと
頼まれた時、お伝えするに相応しい本は
『新釈古事記伝』(阿部國治・著)しか有りません、
と思いました。
そして2011年に
「新釈古事記伝に日本人の生き方を学ぶ会」を
立ち上げました。
それから7年で各地の塾は30にもなり
受講生は1000人近くになりました。
阿部先生の名著『新釈古事記伝』は、
人間の成長に合わせて大切なことを
古事記の中から抜粋して深く掘り下げて
解釈して下さっています。
ちょうど赤子に硬いもの、消化出来ないものを、
噛んで砕いて、口移しで食べさせてくださるごとく
「古事記の真髄」を伝えて下さいます。
この本に出会い誠に有り難く
これ以上の幸せは有りません。
抜粋が故に、古事記全体を読みたいと思う人も
現れてきました。
でも神様の名前の難解さに挫折したり、
物語の要領が得なかったりして
途中で諦める人が多いとも聞いていました。
私が読んで「すっ」と分かるくらいじゃないと、
塾生もすぐに理解出来ないだろうと思い、
私が読んで理解した文を書き表していけば良いと思い
書き始めました。
私は洗顔道をしている時、
自分を愛せない人に沢山出会います。
自分の顔が嫌いです。
自分が愛せません。
自分の存在が疎ましい。
口ではそう言います。
色んな感情が自分をがんじがらめにして、
自分を傷つけたり、認めなかったり、卑下したり、
親のせいにしたり、社会のせいにしたりします。
でも、裏返せば誰よりも自分に関心があり、
自分が大切で大好きなのです。
自分を好きになる。
自分を大切にする。
他人を認める。
他人を大切にする。
親を好きになる。
有り難く思う。
祖先を大切に思える。
この国を大切に思える。
それには、みんなにこの国の成り立ちを知り、
自分との繋がりを知って欲しい。
自分や親を好きになるように自分を
生み出し育ててくれたこの国を
好きになって欲しいと切に願って
この本を世に生み出しました。
私はこの本を書くために生み出され
生かされてきたのです。
そう思える仕事をさせていただき幸せです。
どうぞ手にとってお読み下さい。
どうぞよろしくお願いします。
感謝
(2018年2月10日のブログより)
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