『致知』読者歴17年のあの声楽家が登場


世界的に活躍するプリマドンナ
佐藤しのぶさん。

実は長年の『致知』の
愛読者でもありました。

───────「今日の注目の人」───

佐藤 しのぶ(声楽家)
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村上 和雄(筑波大学名誉教授)

※『致知』2017年5月号【最新号】
※連載「生命のメッセージ」P110

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【佐藤】
先生、実は私は
この『致知』の愛読者なんです。


【村上】
そうでしたか。
どのくらい読まれているの?


【佐藤】
ある方にプレゼントして
いただいて以来ずっとですから、
もう17年以上になります。


【村上】
そんなに長く。


【佐藤】
はい。ですから、まさかこうして
お呼びいただける日が
来るなんて思ってもいなかったので、
きょうは本当に嬉しいです。


【村上】
何だか不思議なご縁ですね。


(中略)


【村上】
しかし、佐藤さんは若い頃から
ヨーロッパの舞台で主役を
務めてこられたんでしょう。

遺伝的な要素もあると思うけど、
どんなご家庭だったのですか?


【佐藤】
父は銀行員で母は主婦という、
純日本的な家庭で育ちました。

しかも私は一人っ子なので、
競争が苦手なんです。

それに父からいつも、

「おまえのことはよく
 知っているから言うけど、
 悪いことは言わない、
 おまえにはオペラは向かないよ」

と言われていました。

母からは

「人前で女性が
 大きな声を出すなんて、
 どうなのでしょう」

と(笑)。

でも、私はオペラに
恋をしてしまいました。

先生も「惚れる」と
遺伝子のスイッチが
オンになると仰られていますね。

私はまさか自分が
ヨーロッパに行って
オペラの主役を歌うなんて
夢にも思っていませんでした。

ただ、オペラってなんて
素晴らしいんだろう
という憧れと情熱だけでしたね。

だから私にとっては
ヨーロッパで
歌うことが頂点ではなくて、
素晴らしい作品を
歌うことができれば幸せでした。


【村上】
それだけ純粋に
オペラを愛しておられる。


【佐藤】
私は、つくづく年を
重ねるということは
素敵なことだと思っています。

大人数で創り上げるオペラも
もちろん大好きですが、
すべてを削ぎ落として
限られた方々のために
より丁寧な歌を届けたい、
という思いもより一層強くなりました。

年を重ね自分自身の心の
ありようが変わってくるんですね。

いまは……



※続きは本誌でお楽しみください。