『致知』が取り持った忘れ得ぬ出会い

感動する話

『致知』の好評連載の一つに円覚寺管長・横田南嶺さんの
「禅語に学ぶ」があります。

10月号で横田さんは、『致知』をとおして知り合った
ある女性との忘れ得ぬ思い出を綴られています。

横田 南嶺(鎌倉円覚寺管長)
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※『致知』2017年10月号
※連載「禅語に学ぶ」P122

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「人生は深い縁の 不思議な出会いだ」

と坂村真民先生は詠われた。
「めぐりあい」という長い詩の冒頭である。

そして、その詩の最後を
「めぐりあいの ふしぎに てをあわせよう」
と締めくくられている。


私も円覚寺での毎回の法話のたびに、
今日このめぐりあいに感謝しましょうと
皆で手を合わせて始めているが、
つくづく人生は様々な出会いに彩られていると感じる。
 
近年は致知出版社で、「後継者育成塾」という講座が
設けられていて、私も毎年拙い話をさせてもらっている。

その名の通り、企業の跡取りの青年達が学ぶ会であり、
十数名で勉強している。

大勢の人たちに講演することも有り難いが、
こうして次世代を担う若者達に
思いを伝える場を与えてもらえることは、
なお一層有り難く毎年心を込めて話をしている。


とりわけ今年は10数名の若者達が、円覚寺にお越しいただいて、
拙い話を聞いてもらい、更に共に坐禅を体験してもらった。

共に道を学ぶことの幸せを実感した。

また、こういう企画をなされる『致知』の藤尾社長のお心にも打たれる。

毎回参加者の感想文も送って下さり、いつも感動をもって読んでいる。

毎回めぐりあいの不思議を思う。

しかしながら、そんな様々の出会いの中でも、
忘れ得ぬ出会いもある。

これも『致知』誌がご縁となったとある女性との、
ついに最後まで直接出会うことがかなわなかったご縁である。……