「機」をよい方向に転じる法

仕事論


老舗歯ブラシメーカーを経営する
清水直子さんは、社長就任後、
東日本大震災に直面されます。

清水さんはこの危機をどのように
乗り越えられたのでしょうか。

───────「今日の注目の人」───

清水 直子(ファイン社長)
    
※『致知』2017年6月号
※連載「第一線で活躍する女性」P96

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──実際に社長になられてからは
  いかがでしたか。


就任後、間もなく
東日本大震災などもあって、
私が社長になった頃は、
父や母の代にはなかった
売り上げの低下に
見舞われていました。

私も初めての経験だったので、
どうなるんだろうという不安、
どんどん資金が
なくなっていく恐怖を
感じましたね。
 
でも母に相談すると、


「大変って言っているけど、
 要はお金を借りれば
 解決するんじゃない? 
 ばんと借りなさい。
 借りたらスッキリするから」


と言ってくれたんです。
それで銀行からお金を借りて、
資金繰りの悩みは解消しました。
 
あとは、仕事が減っているのを
何とかしなければと、
思い切って知り合いの経営者の方に
「仕事をください」って
頼んでみたんですね。

そうしたら「いいよ」って
数百万円の仕事をくれたんです。

そこから「機」がよい方向に
転じたというか、
また少しずつ仕事が
増えていったのですが、
いま振り返ると、
仕事がなくなり始めた「機」は、
見合わない仕事を断ったことに
あったように思うんです。


だからどんな仕事でも……




※清水さんが体験をとおして掴んだ
 仕事の原則については
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