生徒の意識を大きく変える『致知』をテキストにした学内木鶏の魅力とは??(札幌日大高校野球部×東洋大学体育会ラグビー部)

『致知』をテキストにした人間学の勉強会「木鶏会」が学校現場でも導入され、「学内木鶏会」として若者の間に大きな広がりを見せています。東洋大学ラグビー部を率いる福永昇三監督(写真右)、札幌日大高校野球部を率いる森本琢朗監督(写真左)も、学内木鶏会を導入して選手たちの目覚ましい成長を目の当たりにしているといいます。お二人は学内木鶏会を導入し、どのような成果を得たのでしょうか。現代の寺子屋・学内木鶏会の魅力について語り合っていただきました。

主体的に取り組むことの大切さ

〈福永〉
先ほど、5年後、10年後に木鶏会をやってよかったと分かる時がくるとおっしゃいましたが、私も『致知』は、ただ目の前のラグビーの試合で勝つためだけに読むものではないと最初から思っていました。自分もたくさん経験してきましたが、人生では困難や障壁に必ず遭遇するもので、そういう時のためにこういう学びは絶対必要だという確信があったのです。けれども始めてみたら、選手の人格もチームの雰囲気もどんどん変わっていって、ラグビーの結果にも結びついていったんです。

先日、『致知』3月号で木鶏会を行った時には、推薦記事とは別に大日本茶道協会会長の松平洋史子さんの記事を自主的に読んで感想文を書いてきた1年生がいました。少し難しい内容だと思ったので、なぜその記事を選んだのかと聞いたら、推薦記事も面白いけど、自分でこれはと思った記事を読むとさらに心に入ってくるからですと言ってくれたんです。高い意識で学んでくれていることを実感してとても嬉しかったですね。

〈森本〉
木鶏会はそんなふうに、子供たちが主体的にやっていくことが大事だと私も思います。

私たちは最初はトップダウンでスタートしたんですけど、いまはもうほとんど子供たちが主導してくれています。発表者を何人にして、感想文発表の後のフリートークはこういうテーマにして、発表した子には監督から美点凝視をしてほしいといった要望も含めて、「今月はこういう形でいきます」と。そうして子供たちが主体的に取り組むことで、木鶏会の質がますます高くなっているんです。

〈福永〉
それは大切なことですね。

〈森本〉
以前の私は、教育というのはいい子をつくることが大事だと思っていました。けれども1から10まで子供たちの面倒を見てあげるような教育では、こぢんまりとした子供しか育たないと思うんです。いまはそれよりも、自分たちで考えて、自分たちでつくり上げていくような教育をしていくことによって、社会に出て本当に活躍できる人財になると思っています。

その点木鶏会というのは、『致知』を通じて普通に生活していては出逢えないような素晴らしい人物、素晴らしい言葉と出逢えるのでありがたいですね。

先ほどもお話ししましたけど、成功者の方って、成功した姿しかほとんどの人は知らないと思うんです。けれども実際には陰でとてつもない苦労をされてますし、それを乗り越えて大きな成功を成し遂げていらっしゃる。そういうことを『致知』を通じて学んでいくことは、子供たちにとってとても大きなことだと思うんです。

〈福永〉
本当におっしゃる通りですね。『致知』を読んでいると、テレビやスポーツ雑誌がなかなか取り上げない大切なところを学ぶことができますし、失敗してもいい、駄目でもいい、次に頑張ればいいと励ましをもらえるんです。


(本記事は月刊『致知』20245月号 特集「倦まず弛まず」より一部抜粋・編集したものです)

本記事では他にも「学内木鶏会を通じて「際」の強さを養う」「学内木鶏会のおかげとしかいいようがない」「努力すれば必ず道は開ける」をはじめ、福永氏と森本氏の指導者としての歩みを交え、学内木鶏会の魅力を縦横無尽に語り合っていただきました。全文は本誌をご覧ください!

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◇福永昇三(ふくなが・しょうぞう)
昭和50年岐阜県生まれ。関商工高校でラグビーを始め、3年連続で花園出場。平成11年東洋大学法学部卒業。在学中はラグビー部でキャプテンを務め、関東大学2部リーグ全勝優勝。U23日本代表に選出。大学卒業後、三洋電機ワイルドナイツ(現・パナソニックワイルドナイツ)に入部。15年トップリーグ元年には初代キャプテンを務めるなどして活躍し、20年の日本一に貢献。その後明治大学ラグビー部のコーチなどを経て、30年東洋大学体育会ラグビー部監督に就任。令和3年同ラグビー部を29年ぶりに関東大学リーグ1部昇格へ導き、創部64年で初の全日本大学ラグビー部選手権大会出場を果たす。

◇森本琢朗(もりもと・たくろう)
昭和55年北海道生まれ。札幌日本大学高等学校を経て、平成15年日本大学経済学部卒業。札幌日本大学高等学校にて教職に就き、硬式野球部の指導を始める。18年同校硬式野球部監督に就任。令和3年春季北海道大会において初優勝へ導く。JADA(日本能力開発分析)協会認定SBT1級コーチ。

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