「はちみつの日(8/3)」に知りたい! 夏の健康・美容に役立つはちみつ活用法

8月3日は「はちみつの日」。馴染みのある食品であり、身体にも良いとされていながら、具体的な成分や効能、効果的な摂取の仕方などはあまり知られていないのではないでしょうか。本記事では、日本はちみつマイスター協会代表理事・平野のり子さんにお話しを伺い、日焼けの対処法から熱中症予防まで、誰でも実践できる夏に知りたいはちみつの使い方を盛り沢山にご紹介します。

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優れた抗菌・殺菌力による口内&腸内ケア

はちみつはもともと薬として治療に使われてきたもので、様々な健康効果があります。

例えば、はちみつの優れた抗菌・殺菌力は、歯の健康を保つ上でも効果的です。甘いものを口にすると虫歯になるというイメージがありますが、はちみつの場合はその心配が要りません。はちみつを歯ブラシに適量つけ、歯、歯茎、舌を丁寧にブラッシングすると、分解酵素の働きによって虫歯や口臭の原因となる歯垢や歯周病菌、舌苔の除去に効果があるのです。最近話題のマヌカハニーやタイムハニーは特に抗菌・殺菌力が強く、より高い効果が期待できます。

はちみつは抗酸化作用も非常に高く、便秘の解消にも効果があります。ストレスが溜まりやすい方、疲れが溜まりやすい方は、血液が酸性に傾きやすいのですが、はちみつを継続的に食べていると、その抗酸化作用によって血液が綺麗になり、腸の環境も整います。さらに、はちみつに含まれるグルコン酸には大腸のビフィズス菌を増やす働きがあるため、便秘の解消に繋がっていくのです。

なお、はちみつには腸壁を柔らかくして蠕動運動を活発にする効果もあり、水分の吸収力が高まるため、便秘ばかりでなく、軟便の解消にも効果があるのです。

クレオパトラも認めた美容効果

世界三大美女の一人として知られる古代エジプトのクレオパトラは、はちみつを使った美容法を実践していたといわれています。はちみつには、絶世の美女も認める美容効果があるのです。

①はちみつパック
まず試していただきたいのが、はちみつパックです。水洗いして濡れた肌にはちみつを塗っていただくだけですから簡単です。また、シャンプーやボディソープにはちみつを加えていただくと、泡がきめ細かくなり、毛穴の中に溜まった汚れや皮脂がとてもよく取れます。シャンプーの場合は、洗いながらよくマッサージしていただくと、ガランギンという有効成分の作用によって髪の毛が元気になり、抜けにくくなります。

②はちみつ+ヨーグルトパック
お肌にもう少し手間を掛けていただけるなら、はちみつヨーグルトパックがお勧め。ヨーグルトには優しく角質を取り除く効果があり、さらにカモミールティーを加えると肌が温まってパックがよく馴染み、美白作用も期待できます。はちみつ小さじ2杯に、無糖のプレーンヨーグルトとカモミールティーを小さじ1杯ずつ加えてよく混ぜ、顔や首に塗り、10分おいてぬるま湯で洗い流すだけです。

③紫外線対策
暑い季節になると、紫外線が気になる方も多いことでしょう。はちみつに含まれる過酸化水素は漂白剤として肌のトーンを明るくします。さらに紫外線を吸収して除去する働きがあるフェルラ酸を含む米ぬかとはちみつを一緒に水で溶き、顔に塗ってマッサージをすると日焼けが早く解消できます。

外出先での体調管理や、熱中症対策にも

はちみつに含まれるカロリーは、100グラムで294カロリーですから、カロリーオーバーが心配な方でも安心して食べていただけます。はちみつの栄養成分を毎日しっかり摂取するため、朝昼晩小さじ1杯ずつほど食べていただくといいでしょう。

近年、認知症を防止する食事法が明らかになってきていますが、その一つに、1日に必要なカロリーを5回に分けて摂取するというものがあります。脳のエネルギーが不足しないよう概ね3時間ごとに栄養を補うことが大切だというわけですが、脳の栄養となるブドウ糖が単体で摂れるはちみつはうってつけの食品といえるでしょう。

最近は、便利な携帯用のチューブに入ったはちみつも販売されていますから、これを常備しておけば、出先で少し疲れた時、小腹が空いた時などにエネルギーを速効で補給できます。また、頭が痛くなった時には、口の中でゆっくり溶かしながら食べると、2030分で痛みが軽減しますし、熱、だるさなど、急な体調不良も緩和してくれます。はちみつはエネルギー補給に止まらず、体の様々な機能をメンテナンスして体調を整えてくれる心強い味方なのです。

はちみつは、パンなど他の食品と一緒に食べるのが一般的ですが、一番よいのはそのまま食べることです。口の中で唾液とよく混ぜながらゆっくり食べていただくと、はちみつに含まれるグルコースオキシターゼから消毒液としても使われる過酸化水素が発生し、手軽な口腔ケアになります。また、食間や食前の空腹時に食べると、はちみつの栄養分が、粘膜からより早く吸収されます。

甘いものが苦手な方は、飲み物に加えて摂られるとよいでしょう。その時注意していただきたいのは、あまり熱い飲み物には入れないこと。はちみつの栄養分は60℃以上になると壊れやすくなってしまうからです。ホットで楽しみたい場合、コップを手で持てるくらいまで冷めたところで入れましょう。

暑い季節にお勧めなのは、はちみつレモンです。はちみつ氷を入れない常温の水であれば十分溶けますので、そこにレモン汁と塩を少々加えて飲んでいただければ、絶好の熱中症対策になります。

はちみつの様々な効果ははちみつに水飴、ブドウ糖液や香料、シロップなどが入っていない、あるいは精製されていない本物のはちみつに限られます。
※消化吸収の機能が未熟な乳児は、はちみつに含まれるボツリヌス菌が腸内で増殖して重篤な症状を引き起こすことがあります。1歳未満のお子様には、はちみつは与えないよう注意してください。

(本記事は『致知』2017年8月号 連載「大自然と体心」より一部を抜粋したものです)

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◇平野のり子(ひらの・のりこ)
東京都生まれ。東京都立多摩高等学校卒業。東京大丸、生活協同組合パルシステム神奈川ゆめコープなどを経て、平成21年はちみつマイスター養成講座本部講師となる。24年日本はちみつマイスター協会設立。代表理事として、体験レッスン、通学講座講師、はちみつ料理レシピ開発・製作、はちみつ化粧品レシピ開発・製作などを手掛ける。

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