謎多き生き物・チューブワーム

▲ あなたの人間力を高める ▲
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致知出版社の「人間力メルマガ」 2016.9.22

極限環境に生きる生き物を
追い続ける広島大学教授・長沼毅さん。

その視線の先にあるのが
海底火山の周辺に生きる
チューブワームです。

果たしてどんな生き物なのでしょうか。

────────[今日の注目の人]───

☆ 地球外生命体はいつ発見されるのか ☆

長沼 毅(広島大学大学院教授)
×
村上和雄(筑波大学名誉教授)

※『致知』2016年10月号【最新号】
※連載「生命のメッセージ」P116

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【村上】
海底火山の付近にはどんな生物が
存在しているのですか?

【長沼】
私が海底火山に興味を持つ
きっかけにもなったのですが、
チューブワームというのがいましてね。

微生物ではないので
「生命の起源」とは関係ないのですが、
生き物として大変面白いんですよ。

チューブワームは海底火山の周りに
群がるように生えていて、
熱水噴出孔からだいたい
1メートルくらい離れて生息しています。

Riftia_tube_worms_Galapagos_2011

というのも海底火山からは
300度を超える熱水が噴いていますが、
海底の水温は低いため、
ちょっと離れちゃえば20度から
30度まで水温が下がるんですよ。

【長沼】
形状としては、チューブ状の
白くて硬い筒の中に、
ミミズのような軟体が入っていて、
その先っちょが赤いのが特徴です。

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ですから群生している姿は
まるで花畑のようなのですが、
もちろん植物ではありません。動物です。

ただ、この動物には物を
食べないという特徴があった。

【村上】
物を食べない動物?

【長沼】
チューブワームには
口も胃腸も肛門もないんですよ。

【村上】
それは変わってるな。

【長沼】
ではどうやってエネルギーを
得ているかというと……

※不思議な生物チューブワームとは。
本誌ではさらにその不思議な
生体に長沼先生が迫ります!

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『致知』推薦の言葉
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細胞は自分の役割を果たしながら、
臓器や個体を生かすために
助け合っている。

利他の遺伝子がなければ
生命は存続できない。

『致知』には、利他の遺伝子が働き、
成功した実例が数多く掲載されている。

自信を持って人に薦めたくなる
人生の教科書です。

──村上和雄氏(筑波大学名誉教授)

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