2016年12月12日
↑ あなたの人間力を高める ↑
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致知出版社の「人間力メルマガ」 2016.12.13
海上自衛隊初となる護衛艦の
艦長に就任した大谷三穂さん。
国を護りたい、という志を
抱いた原点とは。
────────[今日の注目の人]───
☆ 自分を変えたい ☆
大谷 三穂(海上自衛隊護衛艦やまぎり艦長)
※『致知』2017年1月号【最新号】
※特集「青雲の志」P44
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もともと私は考古学者を目指して
京都の一般大学に通っていました。
それで一人暮らしをしている時に、
たまたまテレビで湾岸戦争の
映像を見たんですね。
自分は大学生として自由を謳歌して、
しかも両親の援助で
一人暮らしをさせてもらっている。
そういうぬるま湯の
生活をしている一方で、
テレビの向こうでは
戦争が行われている
というのがショッキングで……。
自分はいまの生活を続けていいのかな、
何か国のために役に立てないかなと、
自分の人生を変えたくなったんですよ。
ちょうどその時、自衛隊の
幹部候補生を育成する防衛大学校が
女性に門戸を開くという新聞広告を
目にしまして、あっ、これだと。
それで大学を2年の時に中退して、
防衛大学校を受験し、
無事合格することができまして、
1993年に「女性第一期生」として
防衛大学校に入校しました。
──ちなみに、女性第一期生は
何人くらい入校されたのですか。
39名です。でも、卒業時には10名ほどが
辞めていたように記憶しています。
生活に慣れない、別の仕事に就きたい、
他に勉強したいことができたなど、
辞めていく理由は様々でしたね。
──実際に防衛大学校に
入ってみてからは、
いかがでしたか。
正直、初めての女性なので、
少しは甘くしてくれるのでは
ないかという考えはありました。
しかし、実際に入ると……
※道なき道を切り拓いてきた
大谷さんの自衛隊員としての
歩みは本誌でどうぞ。