社員がワクワクする会社


世界的なスポーツ用品ブランド
アシックスを率いる尾山さんと、
新時代の百貨店経営に
果敢に挑む山本さん。

お二人が心に描く、
人が育つ組織とは──

───────「今日の注目の人」───

☆ 社員がワクワクする会社 ☆

尾山 基(アシックス社長CEO)
   ×
山本 良一(J.フロントリテイリング社長)

※『致知』2017年4月号【最新号】
※特集「繁栄の法則」P60

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【尾山】
いまおっしゃった、
ワクワク感というのは
非常に大事だと私も思います。

人間っていうのは、
とかくいまいる場所に
留まりたがるものですから、
リーダーはそこで
あえて壁をこしらえたり、
新しいものをどんどん提案して、
社員がワクワクしながら
チャレンジしていける環境を
つくっていくことが大事だと思います。

失敗すればそれを
糧にすればいいわけで、
皆が怖がるのをうまく
引っ張っていくのが
リーダーだと思うんです。

山本さんもトップダウンでは
スピードが遅くなると
おっしゃいましたけど、
リーダーはサッカーと同じで、
部下に対してはイエローカードを
二枚用意しておくだけでいいんですよ。

あまり干渉し過ぎると
指示待ちになって組織が
硬直化してしまいますからね。

ただ、そうやって部下を
上手に導いていくためには、
やはりリーダーのレベルを
高めていかなければなりません。

ですから……


【山本】
やはり人をいかに
育てていくかということが、
組織の活力と繁栄の源泉ですね。

そして、人は仕事を通じて
育つと私は信じています。

研修も、現実の仕事の中で生かされ、
ブラッシュアップされてこそ、
学んだことが結果として
出てくるものだと私は思います。

ですから、組織の活力を
高めていくのであれば、
社員の採用と教育と配置の
三つのバランスをしっかりとる
ことが大事だと思うんです。




※一流企業のトップが語る
 仕事観、人生観、そして
 組織を繁栄に導く秘訣とは。
 続きは本誌で。

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