最新号に鎌田實先生が登場


最新号のテーマは、
「その時どう動く」。

本誌対談には、
大王製紙社長の佐光正義さんと、
諏訪中央病院名誉院長の
鎌田實さんにご登場いただきました。

───────「今日の注目の人」───

☆ 赤字病院の院長に就任 ☆

佐光 正義(大王製紙社長)
   ×
鎌田 實(諏訪中央病院名誉院長)

※『致知』2017年5月号
※特集「その時どう動く」P56

───────────────────

【鎌田】
夢と言えば、僕が子供の頃は、
世界中を自由に飛び回りたい
という夢があったんですよ。

でも現実はどうだったかというと、
家が貧乏だったのでどこにも
連れて行ってもらえなかった。

ただ、僕は本が好きだったので、
夏休みになると図書館で
本を借りられるだけ借りて、
好きな本なんかは
三回、四回と繰り返し読んでは、
好奇心をパンパンに
膨らませている子供だったんです。


もっとも、医者になったら自由に
なれるかというとそうじゃなくて、
大学に残っている限りは
教授の言うとおりに
生きていかなければいけない。

でも、僕は大学を出てまで
教授の命令で動くような
人間にはなりたくはなかった。

もちろん医者として一流に
なりたいという思いはあったけど、
皆と同じことをするのが嫌だったので、
同期では僕一人だけが医学部を
卒業して大学を離れると、
そのまま諏訪中央病院に行きました。


【佐光】
先生はその病院で若くして
院長になられていますよね。


【鎌田】
僕は39歳の時に院長に
指名されたのですが、
公立病院だったので定年が65歳でしょう。

だから60代の部長やドクターも
何人かいたわけですよ。

しかも病院は赤字経営。

当時はほとんどの公立病院が赤字で、
それがなんとなく許されていた
時代でもあったのですが、
僕は絶対に赤字で
いいわけがないと思ったんです。

これは僕が貧乏の中で育ったから
お金の大切さをよく分かっていて、
病院だってきちんと経営が
成り立っているのが大事だ
という思いがあったからでした。


ただ…




※鎌田さんはどんな知恵を
 使って赤字病院を
 立て直したのでしょうか。
 続きは本誌で。
 

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