新社長の厳しい船出


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致知出版社の《人間力メルマガ》 2017.4.10


一時は巨額の借入金問題で
倒産の危機に瀕した大王製紙。

その危機を見事な舵取りで
脱したのが現社長・佐光正義さんです。

───────「今日の注目の人」───

☆ 新社長の厳しい船出 ☆

佐光 正義(大王製紙社長)
   ×
鎌田 實(諏訪中央病院名誉院長)

※『致知』2017年5月号【最新号】
※特集「その時どう動く」P56

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【鎌田】
かくいう僕も、68歳になった
いまも結構動き回っているほうだけど、
佐光さんも社長就任以来、
かなり動き回っている感じじゃないですか。


【佐光】
自分としては、むしろ決断する
ことのほうが多かったように思います。

どんな事柄であろうとも、
とにかく決断すべき時に決断をする。

逡巡はしない、ということは
常に心掛けていました。

あとはこれと決めたことは、
社員に広く分かりやすく伝えるとともに、
最大の努力をして必ず
やり切ろうと取り組んできました。

例えば収益目標や働き方改革にしても、
具体的にこうするんだと
決めたことは必ずやり抜く。

無我夢中だったと言うこともできますが、
社長就任以来、それだけは
常に自分に課してきました。


【鎌田】
一番苦しかった時期はいつ頃でしたか。


【佐光】
冒頭でも少し触れましたが、
やはり事件直後の
中間決算のやり直しですね。

いくら会社再建を目標に掲げても、
決算が出なければそのまま倒産
するかもしないという状況でしたから。

当時は経理のメンバーが
何十日とほとんど
徹夜状態で頑張っていても、
一向に終わりが見えない。

そうこうしているうちに、
これ以上頑張れませんと
一人倒れ、二人倒れという中で、
私は必死に彼らを鼓舞し続けました。

ここで君たちがへこたれたら
会社はダメになる。

君たちはいま全社員と
その家族の幸せを背負って
この決算をやっているんだから、
倒れるわけにいかないんだと。

とにかく……



※旧知のお二人が語る
 いかなる状況にあっても
 適切に処するための
 心構えや智恵とは。
 続きは本誌で。

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