アンドロイド開発の第一人者・石黒浩さんが語る


マツコ・デラックスをモデルにした
マツコロイドや夏目漱石そっくりの
漱石アンドロイドを
テレビで見た人も多いことでしょう。

開発の第一人者である石黒浩さんが、
ご自身の閃きの原点を話されています。

───────「今日の注目の人」───

川口 淳一郎(宇宙科学研究所・
宇宙飛翔工学研究系教授)
  ×
齋藤 孝(明治大学教授)
  ×
石黒 浩(大阪大学教授)

※『致知』2017年9月号【最新号】
※特集「閃き」P18

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【石黒】 
閃きということで言えば、
僕はもともと芸術家になりたい
という思いが背景にありましたから、
新しいことにチャレンジするのは
割合抵抗がないんですね。

しかし、博士課程では
ひとしきり苦労しました。


僕のテーマは
コンピュータビジョンという
人工知能研究の一部で、
博士課程にいた頃には
世界の人工知能技術は
最盛期に入ろうとしていました。

面白い論文がたくさんあったんですけど、
自分独自のアイデアが
なかなか見つかりませんでした。
 
リラックスする余裕などなくて
死に物狂いというか、実際
「博士号が取れなかったら死のう」
と決めていました。

すると半月くらい
体が震えっぱなしになってきて、
ありとあらゆる方法で
アイデアを見つけようという
感覚になったんです。


毎日やっていたのは電車に乗って
震えることだけでしたけれども(笑)、
ある時、それまで見えなかった
ロボットの研究と数学的な
要素の結びつけ方が
パッと分かったんですね。
 
まるで右脳と左脳が繋がった感覚で、
メタ(高次)なところで
いろいろな法則を見つけることが
すごくやりやすくなりました。

ここまで研究を
進めることができたのは……




※この対談では
 第一線で活躍するお三方の閃きの
 コツがたくさん述べられています。
 最新号をご覧ください。

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