目の前の危機を意識しない日本人

時事問題


朝鮮半島情勢が日を追うごとに
緊迫の度を増しています。
私たち日本人はこの危機に
どのように対処したらいいのでしょうか。

評論活動で知られる西岡力さん、
中西輝政さんが警鐘を鳴らされています。

───────「今日の注目の人」───

中西 輝政(京都大学名誉教授)
     ×   
西岡 力(「救う会」会長)

※『致知』2017年5月号
※特集「その時どう動く」P20

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【西岡】 
いまのお話を受けて思うのは、
目の前の危機を直視しない
日本人の心の持ちようが
一番問題だということです。

北朝鮮がいま
必死に核武装を進めていることについて、
外交の手段にするためとか、
自衛のためとかいう論者も
いるんですけど、
それは一つの側面にすぎません。


彼らが核を持つことを決意したのは、
朝鮮戦争の後です。

彼らがあの時に勝てなかったのは、
在日米軍基地が北朝鮮攻撃の
拠点になっていたからです。

だから今度戦争をする時には、
まずこの在日米軍基地を叩いて、
アメリカ本土から援軍が来るまでの間に
朝鮮半島を制圧しようと考えている。


同時に、
アメリカ本土に届く核を持つことで、
アメリカ国内に


「なぜ我われが
 危険に晒されなくてはならないんだ」


という声が上がり、
アメリカが北朝鮮への攻撃を
思い留まることを狙っているわけですね。
 
こうした目の前に
迫っている危機があるのに、
日本がやっていることは
ミサイル防衛システムに
多額のお金をかけることです。


西岡先生トップ_TIS7103bw


ところが、日米首脳会談の直後に
北朝鮮が行ったミサイル発射実験で、
彼らは初めて
固体燃料を使ったんですね。

それまで使っていた液体燃料は、
発射する度に
注入しなければならないし、
注入に時間がかかりますから衛
星で監視可能でした。
ところが固体燃料はその必要がない。


【中西】 
しかも移動式で、
トラックに載せて
自由に運搬できますから、
ほとんど発射の予兆を
掴むことができない。

これは大変な脅威ですよ。
 

さらに今回は、……




※お二人の話は、私たちに
 事態がいかに切迫しているかを
 伝えてくれています。続きは
 誌面でお読みください。