ミャンマーの政府軍と少数民族の武装勢力の間で
続いていた内戦が、2015年3月に停戦の運びとなりました。
実に70年近い混乱に終止符を打つ上で、
大きな役割を果たしたのが
たった一人の日本人
だったことをみなさんはご存じでしょうか??
その人の名は、井本勝幸さん。
政治家でもない一人の民間人が
いかにして一国の和平実現に寄与したのか。
気になりますよね。
とても全部はご紹介できませんので、
本日はその一部だけお伝えします
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「
ミャンマー国内の内戦を停戦に導いた男」
井本勝幸(GMSAEDC代表)
※『致知』2016年1月号
特集「リーダーシップの神髄」より
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最後の修羅場になると
独りしかいないんです。
いつもそうでしたよ。
武装勢力をまとめてUNFCを組織した後、
僕はミャンマー政府から
「UNFCを母体に和平交渉を
進めたいと思うから、仲介の労をとれ」
と連絡を受けました。
この時も、一人で首都のネピドーに向かいました。
武装勢力の仲間は「行くな」と反対したんです。
政府に近寄った仲間の大半は
毒殺されているから行くな、と。
だけど、仲間の一人が
「これはもしかしたら道が開けるかもしれないぞ」
と賛成してくれて、その声に後押しされて
単独で行く決断をしました。
実際にアウン・ミン大臣に面会した時、
コーヒーが出たんです。
「出されたものは飲むな」
と言われていたんですが、
暑くてとても喉が渇いていました。
見ていたら大臣が先にコーヒーミルクを入れている。
「あちらは大丈夫だ」と思って咄嗟に
「大臣、そのコーヒー僕にください」
と言ったんです(笑)。
大臣は「君、私を疑っているのか」
とえらい剣幕で怒り出しましてね。
こちらも負けないくらい大きな声で
「疑っています。当たり前じゃないですか」
と言い返しながら器を取り替えて乾杯のポーズをしたら、
今度はいきなり笑い出すんです。
「毒なんか入っていないよ。
合意のために皆をまとめておいてくれたまえ」
と言って。
その後井本さんはどうなったのか……
続きは最新号p.36~をごらんください!
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