仕事や人生に役立つ致知活用法 ある母親の『致知』の生かし方

~困難を乗り越え、子どもたちの未来へ人間学を繋ぐ~
会社員・小地沢幸子さん(40代)のインタビュー


Q:『致知』との出会いは?

『致知』と出逢ったのは2年前の4月。契約社員として働き始めた会社が『致知』を活用した社員研修「社内木鶏会」を行っていたのです。
ところが、昨年10月、木鶏会が理念集をもとにした別の勉強会(理念会)に変わったことで、会社では『致知』を取り扱うことがなくなりました。

残念に思った私は、もっと人間学を学びたいと、個人で購読を続けることにしました。
社内で木鶏会が終了した後も、翌3月までは会社から『致知』が配られていましたので、一時期、個人購読と合わせて2冊の『致知』が届いていました。
せっかくの機会なので1冊を家族や友人にプレゼントしていましたが、2冊『致知』を購読していたのは社内でも私だけだったと思います(笑)。


Q:『致知』をどのように読み活用していますか?

いつも『致知』を鞄に入れて持ち歩き、心に刺さった言葉にラインマーカーをひいて後から読み見返しができるようにしています。

最近では4月号『人間における運の研究』に救われました。
当時、私はある業務でお客様へのお詫びの電話に追われ、「なんでこんなことになったのだろう」と数日間眠れない状況でした。
その時に稲盛和夫氏の「自分という人間をさらに成長させるためにこの苦難があるのだと耐え、与えられた苦難に感謝する」などの言葉に心救われ、その夜から眠れるようになりました。


Q:子育てをする中で『致知』から得た学びはありますか?

私には中学3年、小学5年の女の子がいます。過去の記事で、スポーツ強豪校が木鶏会(学内木鶏会)を通じて子供達の人間力を育んでいることを知り、『自分の子供が真剣に部活をするのなら木鶏会を実施している学校・部活がよい』と親目線で思いました。

また、将来社会に出る時には、『致知』の教えを大切にする会社に入ってほしいと思っています。
そうした会社なら、いじめやハラスメントがなく、人を育て、大切にする文化が根づき、企業としても事業が成長していくはずだからです。
私にとって『致知』は、子どもたちの未来を思い描く時の大切な指針にもなっています。

Q:『致知』の学びを人生、仕事にどう生かしていきたいですか。

『致知』を通じて自分の内面を深め、苦難に立ち向かう勇気をもらい、人生を前向きにとらえる習慣が身につきました。
私は現在取り組んでいる個人事業を、近い将来、株式会社にすることを目標としています。
人間力を一生磨き続けていくという信念を忘れずに、社員と共に人間力を高められる会社を実現していきたいと思っています。

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