2023年06月29日
一流経営者が通い詰める銀座の老舗高級クラブ「ピロポ」にて、長年No.1を獲得し続けるママ・南々子さん。入れ替わりの激しいホステス業界で、何故お客様から愛され続けるのでしょうか。No.1であり続けるための秘訣を伺いました。
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一流のお客様から選ばれ続ける要訣
――南々子さんは銀座の老舗高級クラブ「ピロポ」にて長年No.1を取り続けていると伺いました。まずはその秘訣を教えてください。
〈南々子〉
銀座という土地柄もあり、当店に来られるお客様は皆、超一流の方々です。そのためお客様に選ばれ続けるためにも、ホステス自身が常に自分を磨き続けなければならなくて、お客様の興味関心は何か、いまどんな気持ちなのか、徹底的に寄り添うことが大切です。
――常に学び続ける姿勢が大事。
〈南々子〉
実は、『致知』もある一流経営者のお客様からご紹介されました。
私はお客様に勧められたことは素直に実践するタイプなので(笑)、すぐに定期購読を始めたのですが、同じ雑誌を読んでいると、今月はこの記事がよかった、どの言葉が刺さったと、その方と共通の話題が生まれるんですね。
その方にとっても「この子は自分が紹介したものを読んで学んでくれている」と思うと親近感が湧くじゃないですか。そうしたことが信頼関係に繋がるので、何事も塵も積もれば山となる、ですね。
もちろん本だけでなく、映画や車、ブランドなどお客様の関心はそれぞれですから、結構幅広く教養を磨くようにしています。
――No.1はそうした積み重ねの賜物なのですね。
〈南々子〉
やっぱり飽きられたら終わりですからね。そうならないために日々連絡を取ることも欠かせません。お客様にもよりますが、毎日連絡を取る方もいれば、年に1回の方もいらっしゃいます。
また、お客様やその会社がニュースに取り上げられていた、本を出版されたというタイミングはまさに連絡を取る好機なので、そのチャンスを逃さないよう常にアンテナを張っています。
何が来店のきっかけになるかは分かりませんが、連絡がないのに突然お客様が来てくださることは稀ですので、ご連絡は本当に大切にしています。
――一流のお客様から学ばれることも多いのではないですか?
〈南々子〉
ビジネスの場で努力されていらっしゃる方ばかりですので、お客様からすべてのことを学んだと言っても過言ではありません。
特にこのコロナ禍はお客様に支えられました。長期休業の時期を経て、感染症対策を万全に講じて再開をすると、多くのお客様が応援のために駆けつけてくれたんです。
「呑みに行く店が潰れたら困るから」と冗談半分におっしゃいますが、決して気軽に立ち寄れる価格帯でもありません。私はなかなか弱音を口にできないんですけど、こうしたお客様のおかげで、コロナ以前よりもよい成績を上げることができたんです。
ああ、これが一流の方がすることなのかと、その粋な計らいに改めて勉強させていただきましたし、お客様のおかげで、2021年9月にNo.1ホステスからママに引き上げていただいたんです。この感謝は言葉では言い表せません。
(本記事は月刊『致知』2022年8月号 連載「第一線で活躍する女性」から一部抜粋・編集したものです)
本記事では他にも
・同伴数、指名数、売り上げ不動の三冠を取り続ける
・〝色〟を売るスタイルから〝人間性〟を売るスタイルへ
・胡坐をかかずに常に自分を磨き続ける
など、長きに渡って人々に愛され、楽しんで仕事を続けるための要諦が詰まっています。仕事でなかなか結果が出ない、努力が成果に繋がらない等の悩みをお持ちの方は必見です。ぜひご覧ください。
◇南々子(ななこ)
昭和57年秋田県生まれ。米・オハイオ州の大学を卒業後、デトロイトの通訳会社に就職。23歳の時に帰国し、渡米資金を稼ぐため、社長秘書の傍ら赤羽のキャバクラに勤務。半年後に六本木の高級クラブのホステスに転身すると、売り上げ数・指名数・同伴数においてNo.1を獲得。28歳で引退するまで不動の3冠王。33歳で瀬里奈フォーラムグループの銀座老舗高級クラブ「ピロポ」にてホステスの仕事に復帰。令和3年9月ママに。著書に『銀座一流クラブNO.1ホステスに学ぶ 選ばれ続ける女だけが知っていること』(PHP研究所)。
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