日本はこれでいいのか——政治、外交、教育、学力……日本の未来を切り拓いていく名言集

2022年6月1日発刊の『致知』特集「これでいいのか」。本号には、「国語力」「日本語力」の大切さを説くお茶の水女子大学名誉教授の藤原正彦さんのトップインタビューをはじめ、櫻井よしこさんと中西輝政さんの国際・国防問題対談、瀬戸塾塾長の瀬戸謙介さんと元高校教師の中村正和さんの教育対談、稲盛和夫氏の側近であり日本航空元会長補佐専務執行役員の大田嘉仁さんと一橋大学ビジネススクール客員教授の名和高司さんの「日本人の働き方」に関する対談などを掲載。

各界第一線で活躍する方々が、日本が直面する様々な課題とその解決策について独自の視点で深く掘り下げます。その注目の号から明日を拓く力になる名言をご紹介します。

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日本の未来を拓く名言集

「国語に『もののあわれ』をはじめとする人間の情緒、伝統がすべて込められている。これは日本の至宝です」(藤原正彦/お茶の水女子大学名誉教授)

「国語とは祖国そのものです。国語さえ忘れなければ、日本は滅ぶことはありません」(藤原正彦/お茶の水女子大学名誉教授)

「教育というのは、本来はとてもプリミティブなものであって、愛情を持って裸と裸の人間同士のぶつかり合い、魂と魂が直接触れ合うことだと思っています」(中村正和/元高校教師)

「夢は自分のためのものですが、志というのは世のため人のために生きるという決意です」(中村正和/元高校教師)

「子供が心を開いてくれるかどうかは大人の本気度次第です。こちらがどれだけ愛情を持って本気でぶつかっていくかです」(瀬戸謙介/瀬戸塾塾長)

「内なる自分を磨き、自分の心を律し、徳を積む。そうすることによって自分が立派な人間になり、世の中のために尽くそう、そういった考えの基にあるのが武士道です」(瀬戸謙介/瀬戸塾塾長)

「社員にやりがいを持たせるためには、何よりもまずリーダー自身がやりがいを感じてイキイキ働くことです」(大田嘉仁/日本航空元会長補佐専務執行役員)

「本当に自分の仕事を天職だと思った人たちの生産性は二、三割違いますし、創造性はひと桁以上違ってきます。‶やらされ仕事〟じゃなくて、‶やりたい仕事〟になったら強い」(名和高司/一橋大学ビジネススクール客員教授)

「労働には、欲望に打ち勝ち、心を磨き、人間性を作っていくという効果がある」(稲盛和夫/京セラ名誉会長)

「人間の心は弱いものだから、常に磨き高め続けなければいけない」(稲盛和夫/京セラ名誉会長)

「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」(稲盛和夫/京セラ名誉会長)

「違いを論じるから争いが起こり、ひいては戦争になる。しかし、お互いの共通分母を見つければ和を貴ぶことができます。それができるのが日本の国柄だと思うんです」(白駒妃登美/ことほぎ代表)

「どんな困難があっても決して逃げずに努力を続けていけば道はひらける」(神山貴恵/刀剣研師)

「順境の時は誰でも頑張れますが、苦しくなり、失敗が続いている時にどう行動するか。それが真のチャンピオンになれるかどうかの分かれ道」(松岡修造/スポーツキャスター)

「失敗の経験こそが人生の糧になり、後に成功へと繋がる。自分の強さだけでなく、弱さを受け入れられるようになれば、それは必ず自信に繋がります」(松岡修造/スポーツキャスター)

「人間、楽をしようとするとろくなことはない、むしろ苦しみを生み出すことになりかねない。しかし、どんなことでも一所懸命にやっていると、今まで苦痛だったことが楽になることがある。そうなると道を楽しむことができる。なにごとも楽しむようになれれば、自ずと道は開かれるのだ」(横田南嶺/臨済宗円覚寺派管長)



◇追悼アーカイブ
稲盛和夫さんが月刊『致知』へ寄せてくださったメッセージ

「致知出版社の前途を祝して」
平成4年(1992)年

 昨今、日本企業の行動が世界に及ぼす影響というものが、従来とちがって格段に大きくなってきました。日本の経営者の責任が、今日では地球大に大きくなっているのです。

 このような環境のなかで正しい判断をしていくには、経営者自身の心を磨き、精神を高めるよう努力する以外に道はありません。人生の成功不成功のみならず、経営の成功不成功を決めるものも人の心です。

 私は、京セラ創業直後から人の心が経営を決めることに気づき、それ以来、心をベースとした経営を実行してきました。経営者の日々の判断が、企業の性格を決定していきますし、経営者の判断が社員の心の動きを方向づけ、社員の心の集合が会社の雰囲気、社風を決めていきます。

 このように過去の経営判断が積み重なって、現在の会社の状態ができあがっていくのです。そして、経営判断の最後のより所になるのは経営者自身の心であることは、経営者なら皆痛切に感じていることです。

 我が国に有力な経営誌は数々ありますが、その中でも、人の心に焦点をあてた編集方針を貫いておられる『致知』は際だっています。日本経済の発展、時代の変化と共に、『致知』の存在はますます重要になるでしょう。創刊満14年を迎えられる貴誌の新生スタートを祝し、今後ますます発展されますよう祈念申し上げます。

――稲盛和夫

〈全文〉稲盛和夫氏と『致知』——貴重なメッセージを振り返る

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