「〝たい〟よりも〝ます〟だ」──介護施設「どりーむ」社長・小出操の運命をひらく言葉

毎号分野を問わず、人生を真剣に生き、一隅を照らしている女性にフォーカスしている人気連載「第一線で活躍する女性」。月刊『致知』2021年12月号では、埼玉県本庄市・美里町で介護施設「どりーむ」を経営する小出操社長にご登場いただき、これまでの道のりを振り返るとともに、介護事業を通して得た人生における幸せの要諦について語っていただきました。

【1/31(月)まで】2022年、『致知』はおかげさまで創刊44周年を迎えます。ここまで歩んでこられましたことに感謝を申し上げます。そして社会が大きな変化に直面しているいま、一人でも多くの方に『致知』をお役立ていただきたい――その願いを込め、毎年恒例の「新春お年玉キャンペーン」を実施中。本誌との併読にぴったりな書籍もプレゼントしております。詳しくは下のバナーから!

〝たい〟よりも〝ます〟で生きる

──介護事業を始めたのは、そうした過去があったからなのですね。

〈小出〉
中でも、母の介護は大きかったですね。金銭面はもちろん、病気への知識や理解がないことでの苦労も多々ありました。

ピック病の特徴として、万引きや暴力など反社会的な行動を取るようになりますし、99パーセントが失語症になります。私は、母の最後の言葉が思い出せません……。

早期に診断ができれば、声を録音しておくなど対策ができたと思うんですけど、そうした心残りも含めて、微力でも介護に関する負担を軽減したいと考え、起業を決意しました。

2000年に介護保険制度が導入され、介護サービスへの民間事業者の参入が認められるようになったことや、勤めていた会社がその前年に倒産してしまったことも、私の決断を後押ししました。

──とはいえ、52歳にして全く未知の分野での起業は、並々ならぬ覚悟が必要だったと思います。

〈小出〉
私には「できるかな?」という不安はないんです。がむしゃらにやるしかない。

よく、「〝たい〟よりも〝ます〟だ」と言うんですけど、「~したい」と願望を言うのではなく「~します」と宣言し、覚悟を決めてしまうんです。

資金もそんなになかったので、どうすれば実現できるかだけを考え、百坪ほどの平屋の自宅を30名くらいが通えるデイサービス施設にリフォームし、私は近くの借家に引っ越しました。

娘と一緒に一つひとつ手探りで、妹にも事務作業を手伝ってもらって、月10万円の給料からスタートしました。


(本記事は月刊『致知』2021年12月号 連載「第一線で活躍する女性」より一部を抜粋したものです)

◉この他にも、小出さんには「今日という一日は残りの人生のスタートの日」「人間の幸せには三つの種類がある」など、若き日を振り返っていただきながら、仕事や人生の壁を突破するヒントを語っていただいています。小出さんの記事を掲載した月刊『致知』2021年12月号 特集「死中活あり」は【致知電子版 アーカイブプラン】でお読みいただけます。

◇小出操(こいで・みさお)
昭和28年埼玉県生まれ。身内の死や介護をきっかけに、平成18年52歳の時にどりーむを創業。現在デイサービスセンターなどを3か所運営。令和4年には住宅型有料老人ホームを開設し、介護サロンやカフェなど新業態もスタートさせる予定。本庄市倫理法人会9代目会長などを歴任。

【1/31(月)まで】2022年、『致知』はおかげさまで創刊44周年を迎えます。ここまで歩んでこられましたことに感謝を申し上げます。そして社会が大きな変化に直面しているいま、一人でも多くの方に『致知』をお役立ていただきたい――その願いを込め、毎年恒例の「新春お年玉キャンペーン」を実施中。本誌との併読にぴったりな書籍もプレゼントしております。詳しくは下のバナーから!

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