京セラ創業者・稲盛和夫の魂に響く言葉集

京セラ、KDDI、JALの再建……会社経営をしていく中で得た事業・人生発展の秘訣を、強い信念を持って語り続けてきた稲盛和夫氏。直面する数々の逆境、困難、そこから得た学びを哲学にまで高めた稲盛氏の言葉は、素晴らしい人生、仕事発展の要諦に溢れています。

【好評御礼】『致知』4月号 特集「稲盛和夫に学ぶ人間学」は、おかげさまで大反響、多くの感動の声をお寄せいただきました。皆様に心より御礼申し上げます。稲盛和夫氏による秘蔵講話ほか、永守重信氏(日本電産会長)、野中郁次郎氏(一橋大学名誉教授)、山中伸弥氏(京都大学iPS細胞研究財団理事長)、長渕剛氏(シンガー・ソングライター)らが競演する永久保存版。【バックナンバー詳細はこちら

 

魂に響く言葉

◉反省と努力

ほとんどの人は心の大切さに気づかず、
心を立派にしようなどということに関心を
もたない。まずは、心を高めなければならない、
心を美しくしなければならない、
と思わなければならない。そうしても、我々は
煩悩、欲にまみれた人間であるから、なかなか
そうはなれない。なれないけれども、
「ならなければならない」と思い、反省する。
この反省があるから、また努力をしようと心がける。
この反省と努力が「心を高める」にあたり、
大切なのである。

◉チャンスをつかむ人

素晴らしいチャンスは、ごく平凡な情景の中に
隠れている。しかし、それは強烈な目標意識を
持った人の目にしか映らないものだ。

◉思いは必ず実現する

思いは必ず実現する。それは、
人が「どうしてもこうありたい」と強く願えば、
その思いが必ずその人の行動となって現れ、
実現する方向におのずから向かうからです。
ただそれには、強い思いでなければなりません。
漠然と思うのではなく、「何がなんでもこうありたい」
「必ずこうでなくてはならない」
といった、
強い思いに裏打ちされた
願望でなければ、
決して実現しないのです。

◉災難の考え方

災難に遭うことにより過去の業は消える。
そこで、「ありがたい。この程度の災難ですんでよかった」
と感謝し、明るい方向に考え方を変えていく。
災難さえも前向きに解釈することで、
運命をよい方向に変えることができる。

◉自然性の人

ものには、他からエネルギーを受けて燃えるものと、
それでも燃えないものと、そして自分自身で
燃えるものとがあります。つまり、火を近づけると
燃え上がる可燃性のもの、火を近づけても燃えない
不燃性のもの、自分で勝手に燃え上がる自燃性のものと、
物質は三つに分かれますが、人間も同様です。
ものごとを成そうとするには、自ら燃える者で
なければなりません。

◉強烈な願望を持つ

願望を成就につなげるためには、
並みに思ったのではダメだ。生半可なレベルではなく、
強烈な願望として、寝ても覚めても四六時中そのことを思い続け、
考え抜く。頭のてっぺんからつま先まで全身をその思いで
いっぱいにして、切れば血の代わりに「思い」が流れる。
それほどまでにひたむきに、強く一筋に思うこと。
そのことが、物事を成就させる原動力となる。


(本記事は月刊『致知』2021年4月号 特集「稲盛和夫に学ぶ人間学」の記事から一部抜粋・編集したものです


◎2021年4月号 特集「稲盛和夫に学ぶ人間学」は、おかげさまで大反響をいただきました。稲盛和夫氏による12ページに及ぶ秘蔵講話をはじめ、永守重信氏(日本電産会長)、野中郁次郎氏(一橋大学名誉教授)、山中伸弥氏(京都大学iPS細胞研究財団理事長)、長渕剛氏(シンガー・ソングライター)をはじめ稲盛氏に縁ある方々の感動的な実話、証言が満載です。【バックナンバー詳細はこちら

◇稲盛和夫(いなもり・かずお)
昭和7年鹿児島県生まれ。鹿児島大学工学部卒業。34年京都セラミック(現・京セラ)を設立。社長、会長を経て、平成9年より名誉会長。昭和59年には第二電電(現・KDDI)を設立、会長に就任、平成13年より最高顧問。22年には日本航空会長に就任し、27年より名誉顧問。昭和59年に稲盛財団を設立し、「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった方々を顕彰している。また、若手経営者のための経営塾「盛和塾」の塾長として、後進の育成に心血を注ぐ(現在は閉塾)。著書に『人生と経営』『「成功」と「失敗」の法則』『成功の要諦』(いずれも致知出版社)など。

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