視力低下の悩みを解消——自宅でできるツボ刺激法を伝授

スマホやパソコンなどの普及に伴い、現代人は目を酷使していると言われています。「目のかすみ」や「目の疲れ」を訴える人も多いようです。そこで、東洋医学に基づく各種治療法を研究している佐藤信雄先生に、自宅でもできる視力特効ツボの刺激の仕方を紹介していただきました。

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手足や目の周辺にあるツボ

私が開発した「置鍼気功療法」を踏まえた、自宅でも簡単にできる視力特効ツボの刺激の仕方をご紹介しましょう。以下に示した基本となるツボを一通り刺激した上で、ご自身の症状に合ったツボを刺激するとより効果的です。

【基本のツボ① 手足】
・合谷……手の親指と人差し指の骨の交わるところの人差し指側
・曲池……ひじを曲げたときにできる横ジワの外端の角
・足の三里……ひざの皿の下の外側のくぼみから指で幅4本分下で、骨のきわから親指の幅1本分外側
・太衝……足の甲で足の親指と第二指が交わる谷間
※これらのツボは全身の気の流れをよくしてくれるため、体全体の状態を改善してくれます。

【基本のツボ② 目の周辺】
・睛明……目頭の内側の骨のくぼみ
・太陽……眉尻と目尻を結んだ線の中央から、外側に指の幅2本分のくぼみ
・四白……瞳の真下、眼球が収まっている骨のくぼみの下縁から指二分の1本分下がったところ
※この3つのツボは目の状態全般に効く特効ツボです。
 
次に病名とそれに直接効くツボをご紹介します。
【白内障・老眼】
・水晶体点……眉を四等分して、眉頭から最も近い眉の上
【糖尿病網膜症・黄斑変性症】
・光明……眉の中央で、眉の上縁緑内障
・陽白……眉の中央で、眉の上縁から親指の幅一本分上
【飛蚊症】
・硝子体点……眉を四等分して、眉尻から最も近い眉の上
 近視乱視
・魚腰……眉の中央

これらのツボを刺激する際には、ツボの部位に合わせて、押しやすい指を使います。ゆっくり力を入れながら押し、響きがあったら2、3秒保ち、ゆっくり力を抜いてください。一つのツボにつき約5秒が目安です。基本のツボとご自分の症状に合ったツボを一通り押すのを1セットとして、一日2セット、朝晩行ってみてください。

目の5大リスクを回避したい

ここで講演会などでもよくお話ししている、目に関する日常的な注意事項についてお伝えしたいと思います。

第1は肩コリです。風邪は万病のもとといいますが、私はコリは万病のもととよく言っています。

例えば定期的に目の治療にこられている患者さんが、ある時酷い肩コリを訴えてきたので、肩コリのツボだけに鍼を打ったところ、目の治療をした時よりも目が明るくなったという事例もあります。

西洋医学はあまりコリを重視しない傾向にありますが、治療を通じて目の疲れとコリとの間に密接な関係があると私は考えています。

第2は冷え症。冷え症になると血流が悪くなるので、冬場は血圧が上がってしまいます。 その証拠に脳卒中で倒れる人の7割が寒い時期に倒れるというデータがあるくらいです。緑内障は眼圧が上がることで悪化するのですが、その引き金となるのが血圧の上昇です。

対策としては早めの防寒やお風呂に浸かることで末端を温めることをお勧めしていますが、他にも露地栽培された旬の根菜類を中心とした温野菜が内側から体を温めてくれるのでお勧めです。

第3はストレスです。過度にストレスがかかった状態では、視力や眼圧などに大いに関係しています。以前、ストレスで一時的に視野が狭くなってしまう事例をこれまでに何度か見てきました。

第4は寝不足です。これは身体の修復時間を削ることになるので目の疲労回復が遅れます。
さらに夜間は昼間の時間帯に比べて、涙の量が減ります。そもそも我われが明るい電気のもとで、夜も活動できるようになったのは高々100年くらい前のことでしかありません。それまで人類は何千年もの間夜は寝ていたのですから、身体の仕組みとして夜は涙が減るのです。ですから夜遅くまで起きて本を読んだりすると、ドライアイが進んだり、角膜に傷がつきやすくなるのです。

そして最後が目の酷使。暗いところで読み物をすれば目に負担がかかるので避けたほうがよいでしょう。また、職場でパソコンを使う際には画面から50㌢以上離れることをお勧めします。

以上、目の病気の予防という観点からも参考にしていただければと思います。

(本記事は月刊『致知』2014年1月号の連載「大自然と体心」の記事から一部抜粋・編集したものです。あなたの人生、経営・仕事の糧になるヒントが見つかる月刊『致知』の詳細・購読はこちら)

◇佐藤信雄(さとう・のぶお)
昭和23年大分県生まれ。46年東京教育大学(現・筑波大学)付属盲学校理療化卒業後、同年4月「セタガヤ治療室」(現「さとうのぶお鍼灸院」)を開設。平成6年「置鍼気功療法」を開発。

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