2019年05月02日
明治大学教授の齋藤孝さんが表紙を飾り、ジャーナリストの櫻井よしこさん、前侍ジャパン監督の小久保裕紀さん、帝京大学ラグビー部監督の岩出雅之さん、大阪桐蔭高等学校硬式野球部監督の西谷浩一さんなど、各界一流の方々に多数ご登場いただいた『致知』2019年6月号「看脚下」。その「看脚下」から、人生の困難・逆境を乗り越えるための珠玉の名言、教えをご紹介します。
人生を支える名言集
●「自信や心の余裕がない状態では、どれだけフィジカルやスキルを持っていても試合で力を発揮できない」(帝京大学ラグビー部監督・岩出雅之)
●「桶の中の水を自分のほうに寄せようとすると向こうへ逃げてしまうけれども、相手にあげようと押しやれば逆に自分のほうへと返ってくるのと同じで、自分のためではなくて相手のために一所懸命やると、物事はうまく運んでいく」(帝京大学ラグビー部監督・岩出雅之)
●「『一球同心』をスローガンに掲げているんですが、自分のためではなく、誰かのためにという思いで心が一つになれば、負けにくいチームがつくられる」(大阪桐蔭高等学校硬式野球部監督・西谷浩一)
●「諦めない限り成功か成長しかない。勇気を出して覚悟を決め、動き出してチャレンジすることで訪れるチャンスがたくさんある」(画家/詩人・河村武明)
●「想像と創造という言葉が、同じ発音であることは決して偶然ではありません。人間は想像すると創造できる力を神様から与えられているのでしょう。その想像が色つきになるくらい強くイメージすれば、潜在意識に刻まれ、やがて実現していくのです」(画家/詩人・河村武明)
●「『雑魚は磯辺で、鯨は沖で』。小さな魚は磯辺で遊んでいると安心だけど、沖に出ると鯨に食べられてしまう。鯨は沖にいると安心でも、磯辺に来ると腹がつかえて動けなくなるという意味で、要するに小は小なりに、大は大なりに、身の丈に合ったことをすれば成功する」(アトムチェーン本部会長・井坂泰博)
●「いま自分の足もとを見つめたら、健康であること、家族がおること、仲間がおること、自分がどれだけ恵まれているかということに気づくはずです。そのことに気づいたら、今度は与える側に回ってほしい。すべては自分がいまいる場所やからな。脚下からすべては始まると思うてます」(よろず相談研究所所長・玄 秀盛)
●「いま出会う目の前の人とどういう関係を築き、どういう生き方を貫いてきたか。その生き様がよくも悪くも未来をつくります。いまの幸せは、先人がつくってきた歴史の上に成り立ち、言い換えれば多くの犠牲の上に私の幸せが成り立っているということです」(グレイトティーチャー社長・長尾 瞳)
●「僕は心の中に磨きたい〝石〟がある。それを野球を通じて輝かせたい」(元メジャーリーガー・イチロー)
●「過去に困難なこと、辛いことを乗り越えた人ほど、未来への一歩を踏み出すことができる」(前侍ジャパン代表監督・小久保裕紀)
●「打撃練習でも、7割くらいの力でバッティングをしている選手は絶対に伸びません。そうではなく、来た球をどれだけ強く振って遠くに飛ばすか。百の力を出し続け、一球一球を真剣に打つ選手は間違いなく成長していく。ですから、いま私は若いプロの選手たちに『計算するな。出し切れ』と伝えているのです」(前侍ジャパン代表監督・小久保裕紀)
(本記事は月刊『致知』2019年6月号「看脚下」から一部抜粋・編集したものです。各界一流の方々のご体験談や珠玉の名言を多数紹介。あなたの人生、経営・仕事の糧になる教え、ヒントが見つかる月刊『致知』の詳細・購読はこちら)