落語家・柳家花緑さんの原点


皆さんは寄席で生の落語
お聞きになったことはありますか??

本日ご紹介するのは戦後最年少となる
22歳で真打に昇進し、若手落語家として
注目を集める落語家・柳家花緑さん!!


落語とバレエのコラボを実現するなど、
常に新しいことに挑戦し続ける花緑さんですが、
ある一つの思いを大事にされているといいます。

花緑さんが目指す落語家の姿とは――。

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 「人を楽しませるのが役割

 


        柳家 花緑(落語家)

 

         

 

          ※『致知』2016年1月号

 

            連載「生命のメッセージ」より

 

 


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先ほど「南の島に雪が降る」のこと
をお話ししましたけど、
この話は役者だった加東大介さんが
実際にパプアニューギニアで
体験したことを書いたものです。

当時、兵隊の士気を高揚させるために、
上官命令で演芸分隊というのがつくられて
兵隊たちの前で演じるという話で、
戦地でも盛況だったそうなんです。

加東さんが演じられた中には、
長谷川伸さんが書いた『瞼の母』という
戯曲もあったそうで、その件で戦後、
長谷川さんのところにお詫びに行かれているんです。

戦地で許可もなく作品を演じたことについて。


――義理堅い人だったんですね。


そうしたら、


「そんなことはいいんだよ。
 好きにやってくれ。
 戦地でも俳優だった君が皆の前で
 演技をやって喜ばれたんだろう。
 君は幸せだったな」


と。そして最後にこう言われたそうです。


「役者はね、人を楽しませる
 ということが役目なんだよ」


ものすごくシンプルですけど、
役者として心掛けるべき言葉で、
僕は心を打たれました。

なぜって、プロになると玄人だからというので、
いろんなところにこだわっていくじゃないですか。

落語家であれば、江戸の言葉をこうしよう、
先代から受け継いだのはこうだとか。

でもそんなことよりも、
まずは人を喜ばせることこそ
一番にやるべきこと
で、
そのことだけを思って商売をしている落語家って、
果たしてどれだけいるだろうかっていうことですよ。




人間国宝である祖父・柳家小さんから学んだことや、
 20代の頃の葛藤、そして常に新しいことに
 チャレンジする花緑さんの躍動感溢れるお話の
 続きは、最新号P114~の記事をお読みください!


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