仕事の量で20代は決まる



好評連載「二十代をどう生きるか」。


本日取り上げるのは、
20代の仕事量が経営者に必要な筋肉を
つけてくれた
と語る渡邊陽一さんです。

講演講師依頼受付サイト「講演依頼.com」で知られ、
業界のパイオニアとして成長を続けるぺルソン

その原動力となっている渡邊さんの原点とは──

 



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仕事の量で20代は決まる


渡邊陽一(ぺルソン社長)




※『致知』2013年12月号

  連載「二十代をどう生きるか」

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最近になって、ふと考えたことがある。


20代前半、理想ばかりを追い求め、

遊び呆けていた私が、

まだまだ途上ながら、

経営トップとして事業を発展させる

ことができたのはなぜだろうか、と。



振り返れば、

28歳で会社を設立してからは、

とにかく休む間もなく

仕事に没頭していた。


この仕事の量が経営者としての

筋力をつけてくれたように思う。


うちの20代の社員を見て感じるのは、

効率を求め、頭で仕事をしようと

する子が多いということだ。


?

しかし、初めから質を求めても

高い質には至らない。

?

やはり量を積み重ねることで

質に転換するのである。



世間では


「ワークライフバランス」


「ノー残業」


と頻(しき)りに騒いでいる。



これらを否定するつもりはないが、

これでは若者の仕事のスキルや

パワーが半減してしまう。


私の経験上、そう思わざるを得ない。



20代は間違いなく
仕事の量で決まると思う。



同時に、組織の中で絶対に

トップを目指すべきである。



創業間もない頃、

経営が立ち行かなかったのは、

それまで私が中途半端な

営業マンだったからに他ならない。


トップを追い求めて、

結果として2番、3番に

なるのは仕方がないだろう。


しかし、中途半端な気持ちで

仕事をしていたら、

一生冴えない人生で終わってしまう。



自分探しの旅に出ようなどと考える前に、

縁あって入社した会社で、

与えられた持ち場で、

まず一所懸命働くことだ。


20代は仕事に集中すること、

仕事に情熱を注ぐことが

必要不可欠なのである。



最後に、私が最も影響を受けた本の一つ、

司馬遼太郎さんの『坂の上の雲』に

出てくる秋山好古の言葉を贈りたい。



「主題ある人生を送るためには、

 人生は単純であるべきだ。

?

 余計なことに構わずに、

 ただその目的のためだけに生きよ」


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『致知』3月号のテーマは
「願いに生きる」



 

 

 



「かくて世紀の偉業は成し遂げられた」

 片岡一則(東京大学大学院教授)
  
 ・  ・  ・  ・  ・


 極小のマシンが体内の病気を診断し、
メスを入れずに治療してしまう――。


 半世紀前、SF映画で描かれた
夢のような世界がいま
現実のものとなりつつあります。


 その正体は、特殊な機能が
組み込まれた高分子の集合体
「ナノマシン」です。


 既に抗がん剤を内包した
2種類の「ナノマシン」は
臨床試験の第Ⅲ相に入っており、
これらは副作用がなく、
耐性がんや転移がんにも
高い効果を発揮する。


 そんな人類の未来を変える
 新薬を生み出した
 東京大学大学院教授・片岡一則さんに、
 これまでの挑戦の軌跡と
 研究開発に懸けた執念と創意を
 お聞きしました。


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