メルセデス・ベンツ躍進の立役者が語る「運」をつかむ努力の仕方


昨年、輸入車販売台数において
メルセデス・ベンツがフォルクスワーゲンを抜いて
10年ぶりに首位に立ったというニュースが流れました

躍進を続けるメルセデス・ベンツ

実はその快進撃を支えるのが
歴代初の日本人社長を務める
上野金太郎さんです

その卓越した手腕はどのようにして磨かれたのか。

上野さんの仕事観、人生観に注目です




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「運」をつかむ努力の仕方 

上野金太郎
(メルセデス・ベンツ日本社長兼CEO)

 

※『致知』2016年2月号
  連載「二十代をどう生きるか」


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私自身の体験を踏まえて、
よく若い社員に言っているのは、
「自分の軸をしっかり持つ」
ということである。
決して難しく考える必要はないが、
いま携わっている仕事に対して、
どうしてこれをやっているんだろうと
自分に問いかけ、目的を明確にする。
 
きょう一日をどう過ごすのか、
自分なりのビジョンを
持って組み立てていく。
ただ単に上司や先輩に言われたからやる。
こういう“やらされている感”で
仕事に取り組むことが
一番くだらないと思う。
どうせやるなら
最善でなければ意味がない。
中途半端が一番ダメである。
(略)
どんな仕事であれ、
自分が任されたということは
期待の表れであるわけだから、
その期待に応えていく生き方を貫くべきだ。
学生時代は、学費を払って
勉強させてもらうのに対して、
社会人は労働の対価として
給料をいただいている。
それが高いと思うか
安いと思うかは本人次第だが、
いずれにしても縁あって
その会社に入ったのであれば、
与えられたポジションの
仕事を一所懸命やるのみ。
私は人生の90パーセントは
運で決まると思っている。
 
努力は残りの10パーセント。
 
しかし、その90パーセントの運を掴むには
10パーセントの要素でしかない努力を、
150パーセント、200パーセント
出し切ることが不可欠であることを
ぜひお伝えしておきたい。





『致知』2月号のテーマは

「一生一事一貫」




 
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