あの子らの親になりなさい


☆ あなたの人間力を高める ☆
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致知出版社の「人間力メルマガ」 2016.8.21


障碍のある子供や非行少年を集めて
「和太鼓はぐるま」をつくられた
坂岡嘉代子さん。

家庭的に恵まれなかったという
体験を持つ坂岡さんは、
自宅に集まってくる不遇な子供たちを
どうしても放っておくことが
できなかったといいます。

本日はそういう坂岡さんの原点
ともいえるお話を紹介します。


────────[今日の注目の人]───

☆ 恩を送る生き方 ☆

坂岡 嘉代子(はぐるまの家代表)


※『致知』2016年9月号【最新号】
※特集「恩を知り 恩に報いる」P14

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先ほど私は
いまの「はぐるま」という活動の
原点となったお話をしましたが、
いま振り返ると、さらに遡って
私の生い立ちにも
関係していると思います。


私の両親は再婚同士で、
母には四人の連れ子、
父には二人の連れ子がありました。
父は本妻さんを捨てて、
母と一緒になったのです。

本妻さんは母を怨んで
子供さんの前で
首をくくって自殺されました。
その後に生まれたのが私です。


父は師範学校、
早稲田大学を出た人ですが、
母は表具屋の娘で
身分も釣り合わないというので、
母方の子は皆奉公に出されました。

父方の兄は町で一番の学校に入れたのに、
母方の兄は
ものすごく優秀だったにもかかわらず
学校には行けませんでした。


食事の時はお腹が空いていても
「お代わり」すら言うことができない。


ですから、生い立ちは
私にとって少しも幸せではなかったし、
温もりを感じたことも
ありませんでした。

母が教護院の子供たちを不憫に思って


「あんた、あの子らの親になりなさい」


と言ったのは、
教護院の子供たちの姿と、
迷惑をかけた我が子の姿とが
重なり合ったからだと思うんです。



※坂岡さんは子供たちと
 日々、どのようら接し、
 子供たちはどのように
 変わっていったのでしょうか。
 続きは9月号誌面でお読みください。


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