「馬鹿にされない会社にしたいんや」

『致知』を使った社内の勉強会
「社内木鶏会」の全国大会が
本日14日、グランフロント大阪に
1500名を集めて開催されます。

そこで、本日のメルマガは
昨年札幌で開催された
全国大会の内容をご紹介します。

仕事に全く誇りを持てず、
社長や上司に反発ばかりしていた
社員さんの物語です。

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※『致知』2015年8月号
※「特集総リード」

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特に今回、大賞に選ばれた
ヒロセの社員、松谷晋さんの
発表には心を揺さぶられた。

「人々の心の中に明徳と名づけたる
無価の宝あり」
(すべての人の心の中に明徳という
値段のつけられない宝がある)

と中江藤樹は言っているが、
社内木鶏こそその明徳を発揮させる
最高の道場になると、
松谷さんの発表で教えられた。


松谷さんは三十三歳で
ヒロセに途中入社した。
頭は金髪。気に入らないと
上司だろうと食ってかかっていく。
そういう社員だった。

社長が社内木鶏を始めることを
告げた時も、

「なにィ、本を読んで感想文を書くゥ? 
人前で発表するゥ?」

と反発。

「たかが汲み取り屋、
ゴミ取り屋やん。
何でそんなことせなあかんねん」

と社長に直談判に及んだ。
社長は言ったという。

「私はそれが嫌やねん。
あんたたちが自分の仕事に
誇りも持てへん。

世間からは、
きつい、危険、汚い、レベルの低い社員
って思われているのが、
私は悔しくてたまらんのや。

そやから私は木鶏会を通じて
本を読む力、読んで感想を書く文章力、
感想を人前で発表する発言力をつけて、

あんたたちが世間に馬鹿にされない、
自分の仕事に誇りを持てる
会社にしたいんや」
 
涙声だった。
社長の熱い思いは
電流のように松谷さんを貫いた。

「冷め切っていた心に熱い火が灯り、
この社長に応えたいと思い、
真剣に社内木鶏に取り組むようになった。

最初は一、二行だった感想文も……


※『致知』を使った勉強会は、
社員さんの心を変え、トップの心を
変えていきました。

私たちは社内木鶏会の意義を
広く知ってもらえたら、と願っています。




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