「世界のサカタ」はこうして生まれた

日本ラグビー史上、最高の選手と謳われ、現役時代は
「空飛ぶウイング」としてその名を轟かせた坂田好弘さん。
若い頃から必死に練習に取り組む姿に、
一流選手の一流たるゆえんが垣間見えます。



坂田 好弘(日本ラグビーフットボール協会副会長)
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※『致知』2018年3月号【最新号】
※特集「天 我が材を生ずるに 必ず用あり」P40

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──上達するためにどんなことを心掛けていましたか?

大学時代は厳しい全体練習が毎日2~3時間ほどあったんですけど、
2時間なら2時間、3時間なら3時間を全力でやる。
終わった後、走るエネルギーも余ってないくらい全力を出し切る。
一日一日の練習をそうやって取り組んでいました。

それからもう一つ心掛けていたのは、
練習を終えて帰宅する時に必ず玄関前で
ウエイトトレーニングをしてから家に入りましたね。
鉄棒にセメントを巻いてつくった30キロのバーベルを20回挙げたり、
バーベルを背負ったままでうさぎ跳びを100回したり。

──プラスアルファの努力をされていたのですね。

グラウンドで精いっぱい力を出し切って、
さらに自宅でウエイトトレーニングをする。
これは誰に言われたわけでもなく、
自分でやると決めて毎日欠かさずに4年間継続しました。



とにかく「ラグビーを極めたい」という
強烈な思いを常に心に抱いていました。

小さい頃から読書が結構好きで、
ラグビーを始めてからは吉川英治の『宮本武蔵』を何回も読みました。
宮本武蔵は剣の道を極めた達人じゃないですか。

なので、そこに共鳴したんでしょうね。
苦労をどう乗り切っていったのか、
弱点をどう克服していったのか、ということが書いてあるので、
壁にぶち当たった時に読み返すと必ず解答がありました。

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『致知』に学ぶ一流選手の一流たるゆえん
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