2017年02月28日
阿蘇に住む陶芸家の北川八郎さんは
三十年前、四十日を超える断食を
二度経験されています。
そこで北川さんが感じた世界は
どのようなものだったのでしょうか。
───────「今日の注目の人」───
☆ どうすれば繁栄の道へ踏み出せるのか ☆
北川 八郎(陶芸家)
※『致知』2017年4月号
※特集「繁栄の法則」P10
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私は防衛大学校を中退して
銀座に本社がある大手化粧品メーカーに
入社しました。
宣伝や社員教育の仕事でしたが、
利益を追求する企業の前線にいて、
鎌田社長と同じで、
「これは何かが違う」
という疑問が次第に膨らんでいったんです。
自分の内なる声に従って三十二歳で退職し、
それからは信州に住み、
その後はインドに渡って
断食や瞑想をやりました。
しかし、本当の意味で
断食と瞑想が深くなったのは
熊本に移り住んでからです。
人の来ない阿蘇の深い森にテントを張って
四十一歳と四十三歳の時に、
四十日を超える独り断食を
二度経験しました。
その間は水だけで生きるんです。
断食をすると、
よく五感が研ぎ澄まされると言いますね。
そこからさらに深く入っていくことで、
目や耳、鼻、口などの肉体的感覚以上の
何とも言えぬ感覚に触れ、
地位や名誉のような世界は
私にとっていずれ滅びゆく
薄っぺらいものだと分かってきたんです。
その時の感覚は
言葉ではなかなか表現できないのですが、
あえて言葉にすると……
※北川さんは、厳しい断食をとおして
どのような世界に触れられたのでしょうか。
そして、宇宙から与えられたという
「繁栄の法則」とは?
ぜひ最新号でお読みください。