2017年04月19日
日本に靴を修理して履く文化を
根づかせようと奮闘する
酒井宏明さん。
その情熱はどこから生まれてくるのでしょうか。
───────「今日の注目の人」───
酒井 宏明(靴商店インターナショナル社長)
※『致知』2017年5月号【最新号】
※特集「その時どう動く」P36
───────────────────
海外のお取引先様には
「クレイジー集団」と
言われていますが(笑)、
そのくらい皆で情熱を
持ってやっています。
──その情熱の源は何でしょうか。
ヨーロッパなんかに行くと、
国民の二、三人に一人は
靴を修理して履いていますが、
日本人って国民の十人に一人くらい
しか靴修理をしないのです。
傷んだらすぐ履き捨てて、
なかなか直して
履こうとしないんですね。
靴は現代社会を生きて
いく上で一番大切な道具です。
その大切な道具は、
履き続けることによって、
初めてその人の足に合った
道具になります。
ところが近年は、大人だけでなく、
子供もゲーム等の浸透により、
幼年期の絶対的な運動量が年々激減し、
足の障碍の低年齢化が進んでいます。
足に合う靴を履いて
生活することは健康を維持して
いく上で必要不可欠です。
先進国で、日本ほどマッサージ店、
整骨院が多い国は他にはありません。
これは足に合わない靴を履く
ことによる弊害もあると思います。
そういう想いから
「靴を修理して履く文化を創る」
という理念を掲げて
活動することになりました。
──どういう経緯で靴修理業に
携わるようになったのですか。
靴は子供の頃から大好きで、
本当は靴屋さんを
やりたかったのですが、資金がなくて。
たまたま知り合いのおばちゃんから…
※一度は人生のどん底を
味わったという酒井さん。
そこからいかにして、
運命を切り開いたのでしょうか。
続きは本誌でお楽しみください!